Back still growing up

 1999年10月24日(日)13:00キックオフ
於 仙台スタジアム
ベガルタ仙台 対 アルビレックス新潟
 
GK #1 木寺 5.5
ピンチらしいピンチがなかったなかで目立ったのはスローイングを投げる方向の判断ミス。中央へスローイングすることがどれだけリスクが高いか考えてほしい。ほとんど相手に決定機を作らせなかったからこそ、みずから敵にチャンスを与えるようなプレーは問題。

DF #6 水越 5.0
DFである以上、奪われると即失点につながる。だからこそリスクを避けて、簡単に中盤に渡すプレーが必要。無理に突破を狙い、ボールを奪われる場面が何回もあった。

DF #4 柴 6.5
1度だけフリーの状態でのフィードミスがあった以外はほぼ満点。ロングスローのときにもゴール前に上がってニアサイドでうまくボールを後ろへ流すことができていた。

DF #14 高橋 7.0
フィードミスもなく、ディフェンスでも安定していた。コーチングもしっかりでき、カバーリングも完璧だった。

DF #5 藤田 5.0
1対1で抜かれる、もしくは抜かれそうになってファールをしてしまうという場面が多かった。攻め上がってからもどこにセンタリングを上げるか迷い、敵に詰められてから焦って上げた結果、精度が低く、チャンスに結びつけることができなかった。1度、縦ではなくうまくななめに逆サイドへのドリブルはいいアクセントになっていた。気になったのは攻め上がってから、相手のゴールキックになった際、戻るときはボールを見ながら、自陣に戻らないとすぐにゴールキックを蹴られた場合、ボールを見失う可能性があるということ。また、左足で蹴ることを意識しすぎてパスをだせる範囲が非常にせまくしてしまっていることが今後の課題。

MF #22 秋葉 7.0
いつも通りの献身的で体を張ったチェックもさることながら、ミドルパスをつかってうまく左右に展開し、攻撃の起点になっていた。

MF #7 瀬戸 5.0
周りのポジショニングの悪さもあるが、パス出しが遅く、敵のチェックをうけて、ボールを奪われる場面が何回もあった。またDFから瀬戸にでたボールをダイレクトでDFに下げるパスが雑で、受け手のDFがトラップに手間がかかり、結果的にDF間でのパス回しが遅くなってしまった。

MF #24 式田 5.0
非常に消えている時間が長かった。中盤でのポジショニングが悪く、DFからパス受けられる位置に入ってなかった。中盤の守備にも参加できず、決定的なチャンスを外すなど悪い面ばかりが目立った。

MF #9 リカルド 5.0
結果的に決勝点となるミドルシュートを決めたが、それまではFK、CKを中心にミスキックが非常に多かった。運動量が少ないうえに1対1に弱く、ほとんど守備で貢献できず。スルーパスは丁寧でチャンスになるが、右足で蹴ることを意識しすぎてパスまでの時間がかかり、攻撃のスピードを遅らせてしまっていた。

FW #11 鳴尾 5.5
前半最初はボールがまったく足につかなかったが、じょじょによくなり、得意の体を入れ替えての突破やDFラインの裏を狙うプレーができていた。ただ、シュートの精度が低いのは問題。

FW #17 鈴木 5.5
運動量が少なく、ほとんどボールにからめず。ただボールを持つと突破はできていた。ドリブル突破から右足でシュートをうった際、DFのタックルをうけ負傷。42分に島田と交代。

FW #18 島田 5.0
とにかくひとつひとつのプレーが雑。トラップが大きくなって敵にボールを奪われる場面が非常に多かった。反面、いままで見られなかった体を張ってのボールキープができていた。

監督 永井 6.5
鈴木の交代はあきらかに遅かった。素人目でさえ重傷に見える選手をすぐに交代できなかったのは問題。しかし相手が一人退場になった時点で、交代で攻撃の選手を増やす采配ではなく、あえて交代をせずにあの流れを重視した采配で勝利に結びつけたことを評価したい。

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