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兵庫県功労者 −受賞の皆さんのご紹介−



 平成18年兵庫県功労者表彰

 県勢高揚功労部門では、建築家の安藤忠雄さんと、作曲家の三枝成彰さんが選ばれました。
 なお、文化功労部門では、次の8人の方々が表彰されました。


◆【県勢高揚功労部門】
◇安藤 忠雄さん
大阪市・建築家
多くの県立施設の設計を担当し、兵庫県の進取気鋭の精神を内外へ発信するとともに、被災地の芸術文化の復興に寄与されました。


◇三枝 成彰さん
東京都・作曲家
県文化懇話会委員、兵庫県芸術文化協会理事、県営交響楽団構想検討委員会委員、芸術文化センター施設設計管理委員会委員など審議会等委員として県政の推進に貢献されました。


◆【文化功労部門】
◇井上 正康さん
多可町・杉原紙研究所長
多可町加美区の豊富で良質なコウゾと深い谷の清水を生かした伝統手工業による和紙「杉原紙」は、洋紙が急速に普及し始めた大正時代から途絶えていましたが、氏は杉原紙研究所長として、その復活に大きな役割を果たしてこられました。


◇織田 宗起さん
神戸市・茶道家
約60年にわたり茶道一筋に修練を積み重ね、昭和40年裏千家家元淡々斎直門となりました。以降家元の下で更なる研鑽に励み、平成8年に裏千家正教授、同15年には名誉師範を授与され、茶道後継者の育成・指導に尽力されました。


◇佐伯 紀久子さん
神戸市・能楽師
東京芸術大学邦楽科で能楽観世流を専攻すると同時に二十五世宗家観世左近師に師事。昭和48年観世流準職分となったのを機に独立。平成13年には佐伯紀久 子の会を発足。能の奥義である老婆物「卒都婆小町」を公演するなど、女性の立場で能の可能性を広げることに尽力されました。


◇東野 洋子さん
明石市・劇団代表
昭和57年「楽団あぶあぶあ」を立ち上げ代表に就任。ダウン症や自閉症の青年たち10人をメンバーに、マリンバやドラム、ピアノを使った音楽創作活動を展 開。年一回の定期演奏会をはじめチャリティコンサート、福祉行事、海外公演など百九十回を超えるコンサートを開催しています。


◇藤田 佳代さん
神戸市・洋舞家
昭和53年藤田佳代舞踊研究所を設立。一貫して「命をつなぐ」をテーマとした創作ダンスの発表会を開催し、今年で28回目を迎えました。舞踊家・振付家と して三年に一度のリサイタルを展開するほか、兵庫県洋舞家協会理事に就任するなど、県文化の振興・発展に貢献されています。


◇細田 重康さん
西脇市・合唱指導
小学校教諭のかたわら、昭和24年西脇混声合唱団の立ち上げに尽力し、団員として活躍。昭和41年代表に就任。以降指揮者として団員の指導にあたるとともに、西脇市文化連盟理事に就任。平成5年からは理事長として地域文化の振興に貢献されています。


◇松本 巧さん
神戸市・串の家フーズサプライ代表取締役・国際チェロアンサンブル協会理事長
平成13年国際チェロアンサンブル協会を設立。平成10年には「千人のチェロ・コンサート」を開催して阪神・淡路大震災の被災者を激励。その後もチェロを通じた文化振興に尽力されています。


◇山田 脩二さん
南あわじ市・淡路瓦師、写真家
昭和49年東京国立近代美術館で現代日本の「15人の写真家」展の一人に選ばれました。昭和57年淡路瓦師に変身。淡路瓦に新たな視点で普及を図る取り組みを展開し、地域文化の振興に貢献されています。





平成17年 兵庫県功労者表彰


版画家の岩田健三郎さんら7人の方々に文化功労表彰



 兵庫県内の様々な分野において活躍し、功績を上げられた方々を顕彰する平成17年兵庫県功労者表彰が、
5月25日に兵庫県公館で行われ、21部門245人が、晴れやかな笑顔で表彰を受けました。

 県勢高揚功労部門には、作家の堺屋太一さんらが選ばれました。
 なお、文化功労部門では、次の7人の方々が表彰されました。


◇岩田 健三郎さん
姫路市(版画家)
「水のある人々の風景」を生涯のテーマに、田園風景を描き続けるとともに、生活に根ざしたユニークなフォークアート展を継続的に開催するなど、民衆芸術の普及に寄与し、また、公民館等で版画指導を行うなど、地域文化の振興に貢献されました。


◇奥村 和恵さん
中町(中町文化会館ベルディーホール顧問)
中町文化会館ベルディーホールの運営評議員会会長、館長、顧問を歴任し、住民参加による多彩な事業を展開するなど魅力あるホールづくりに尽力したほか、播州歌舞伎など地域固有文化の育成や、ふれあいの祭典への協力など、地域文化の振興に貢献されました。


◇竹本 友喜美さん
南あわじ市(人形浄瑠璃・太夫)
淡路人形浄瑠璃の数少ない伝承者として、県内外の舞台や約二十か国に及ぶ海外公演に取り組み、また、小学校・公民館等で人形浄瑠璃の指導にあたるなど、伝統芸能の保存と普及に寄与されました。


◇藤間 莉佳子さん
神戸市(日本舞踊家)
藤間流日本舞踊の発展に努めるとともに、数多くの海外公演に出演するなど文化交流に寄与、兵庫県舞踊文化協会の理事として、ふれあいの祭典や県民芸術劇場にも協力するなど、日本舞踊の普及に貢献されました。


◇箕浦 竹甫さん
篠山市(竹工芸家)
県内唯一の竹工芸技術保存者として、竹工芸から優れた作品を生み出し、兵庫県工芸美術作家協会の展覧会等に毎年出品しているほか、県内外で個展を開催するなど、竹工芸技術の向上と普及に貢献されました。


◇宮本 慶子さん
神戸市(マリンバ奏者)
日本マリンバ界の草分けとして、県内外で演奏活動を行うほか、神戸マリンバソサエティを結成し、兵庫県音楽活動推進会議の副代表を務め、また、県公館百周年記念コンサートや県民芸術劇場に協力するなど、音楽活動の普及と発展に尽力されました。


◇森 啓一さん
神戸市(兵庫県合唱連盟理事長)
兵庫県合唱連盟の役職について約30年、平成16年からは、理事長に就任し、「兵庫県合唱祭」、ふれあいの祭典「合唱の祭典」などに尽力し、県下の合唱活動の普及に貢献されました。













平成16年 兵庫県功労者表彰

文化功労部門で7人を表彰


 平成十六年兵庫県功労者表彰が平成十六年五月二十日に兵庫県公館で行われ、
全十九部門で二百六人が表彰を受けました。
「県勢高揚功労」には、星野仙一前阪神タイガース監督が選ばれました。


 文化功労部門で表彰された方々をご紹介します。

◇嵐 獅山さん
中町
播州歌舞伎嵐獅山一座座長
 三百年の歴史を誇る播州歌舞伎の唯一の座となった嵐獅山一座の座長として伝統芸の普及に努めるとともに、町立中町北小学校の播州歌舞伎クラブなどへの指導・支援活動を通じ伝統芸能・文化の承継・保存活動に貢献されました。


◇篠田 嘉郎さん
南淡町
淡路人形協会副理事長
 福井子供会人形浄瑠璃部を設立するとともに、南淡町教育長時代に、中学での人形浄瑠璃部の創設に尽力するなど後継者の育成に大きな役割を果たしたほか、淡路人形協会の副理事長として人形浄瑠璃の保存と継承に尽力されました。


◇出口 晴美さん
篠山市
元丹波文化団体協議会副会長
 長年にわたり同協議会の役員として、各種文化団体の育成に努めるとともに、新しい丹波地域の文化創造に積極的に取り組むなど地域文化の発展と向上に多大な貢献をされました。


◇西谷 広円斎さん
三木市
兵庫県いけばな協会副会長
 長年にわたり同協会の役員として、会の運営やふれあいの祭典「兵庫県いけばな展」、公館一般公開に併せた「選抜作家いけばな展」の企画運営に携わり、兵庫県の文化の振興に取り組んでこられました。


◇藤井 公子さん
神戸市
声楽家
 六十余年にわたり、声楽家として「美しい日本語による日本歌曲」の研究と普及に努めるとともに、音楽教育者として熱心に後進の指導にあたり、兵庫県の芸術文化の高揚に大きく貢献されました。


◇藤原 新平さん
東京都
演出家
 ピッコロ劇団客員として同劇団の作品を演出するとともに、ピッコロ演劇学校特別講師として後進の指導に尽力するなど、兵庫県の文化の振興に貢献されました。


◇松田 一戯さん
養父市
木彫作家
 木彫作家として創作活動を行うとともに県展の審査員を務めています。また「全国公募展・木彫フォークアートおおや」を十年にわたって続けるなど、但馬で芸術文化による地域づくりに取り組み、地域文化の振興に貢献されました。



平成15年度兵庫県功労者表彰



 兵庫県の芸術文化の振興に多大な貢献をされ、今年度文化功労部門で表彰を受けた七人の方々のプロフィールをご紹介します。(五十音順)


 ◇小倉健さん
明石市
兵庫県工芸美術作家協会委員長
 県工芸美術作家協会委員長として会の運営に尽力するほか、兵庫県を代表する陶芸家の一人として活躍。兵庫県の姉妹都市であるワシントン州の兵庫フェアに出展するなど兵庫県の文化の振興に貢献されました。


 ◇木村嘉次さん
京都市
舞台照明家
 舞台照明の分野における第一人者として、昭和55年から兵庫県立尼崎青少年創造劇場(ピッコロシアター)において人材育成に尽力し、兵庫県の文化の振興に貢献されました。


 ◇小池美代子さん
神戸市
須磨琴奏者
 須磨琴(一絃琴)の奏者として第一級の存在であり、須磨琴の保存・発展を通じて、長年にわたり兵庫県の芸術文化の高揚に貢献されました。


 ◇貞松融さん
神戸市
貞松・浜田バレエ団代表
 兵庫県を代表するバレエ団を主宰し、多くの創作作品や優秀な洋舞家を輩出するとともに、兵庫県洋舞家協会の役員として「ふれあいの祭典―洋舞フェスティバル」や県民芸術劇場などを通じて兵庫県の洋舞文化の普及・発展に貢献されました。


 ◇鈴木潔さん
猪名川町
兵庫県オーケストラ協議会会長
 兵庫県オーケストラ協議会の会長として、会の運営や交響楽の発展に尽力するほか、「ふれあいの祭典―兵庫県交響楽祭」の企画運営など兵庫県の文化の振興に貢献されました。


 ◇田村昭治さん
洲本市
淡路文化協会会長
 淡路文化協会の会長として、会の運営に尽力するとともに、人物誌など淡路に関する多数の著書を出版し、淡路の文化振興に貢献されました。


 ◇永井和子さん
芦屋市
兵庫県音楽活動推進会議副代表
 県音楽活動推進会議の副代表として、音楽家の連携や後進の指導に尽力するほか、フェニックスコンサートへの出演など兵庫県の文化の振興に貢献されました。




平成14年兵庫県功労者表彰


【文化関係の功労者の皆さん】(五十音順)

◇梅谷 崇さん
播磨町
 東播磨文化団体連合会副会長
文化団体役員として、各種文化団体の育成に努めるとともに、東播磨の郷土文化の向上・発展に尽力されました。


 ◇亀井喜代子さん
明石市
 兵庫県筝絃連盟理事長
同連盟役員として、ふれあいの祭典「邦楽の祭典」等の開催に尽力するとともに、生田流箏曲「新筝会」を主宰し、後進の指導・育成、箏曲の普及発展に努められました。
【亀井喜代子さん素顔拝見】


◇木津宗詮さん
尼崎市
 兵庫県茶道協会副会長
茶道家として、後進の育成指導に尽力し、兵庫県茶道協会副会長として茶道の振興発展に努め、ふれあいの祭典「大茶会」の開催に積極的に協力されました。


 ◇末廣光夫さん
神戸市
音楽プロデューサー
音楽プロデューサーとして活躍するほか、神戸ジャズストリート実行委員会委員長としてイベントの企画運営に尽力するなど県芸術文化の振興に貢献されました。
【末廣光夫さん素顔拝見】


 ◇西井逸男さん
神戸市
 陶芸研究家
陶芸研究家として、長年にわたり古丹波焼を中心とした古窯の調査研究に尽力し、県立陶芸館(仮称)の整備推進においては、基本構想の策定や資料収集に寄与されました。


 ◇本庄柏声さん
柏原町
 兵庫県伝承民俗芸能文化協会理事長
同協会理事長として「兵庫県民謡・名人戦」等の開催に尽力し、ふれあいの祭典「ふるさとの民謡まつり」など、各種行事への参加協力を行い、伝承文化の保存普及に寄与されました。




平成13年兵庫県功労者表彰文化関係の受賞者は、


阿部好一さん(演劇評論)

泉比呂史さん(川柳)

影山明さん(合唱)

小石忠男さん(音楽評論)

辻本勇さん(文化振興)

山口修さん(民族音楽学)

 自治振興功労賞、県民生活振興功労賞、地域振興功労賞の三部門で二百二十二人(うち女性は三十一人)が表彰式にのぞみました。

【文化関係の功労者のみなさん】(五十音順)


・◇ 阿部 好一さん
大阪府
演劇評論家
演劇の普及発展と舞台芸術の活性化に寄与し、ピッコロ演劇学校講師として後進の指導に務めるほか、県立尼崎青少年創造劇場運営委員として劇場運営に尽力されました。


・ ◇泉 比呂史さん
加古川市
兵庫県川柳協会理事長
兵庫県川柳協会役員として、ふれあいの祭典「川柳祭」の開催に尽力し、県下での川柳大会等への支援を行うほか、川柳雑誌「ふあうすと」の主幹として川柳の普及発展に寄与されました。
【泉 比呂史さん素顔拝見】

◇影山 明さん
神戸市
兵庫県合唱連盟理事長
兵庫県合唱連盟役員として「兵庫県合唱祭」「兵庫県合唱コンクール」等の開催に尽力し、ふれあいの祭典「合唱の祭典」などへ参加協力し、合唱音楽の普及発展に寄与されました。


 ◇小石 忠男さん
神戸市
音楽評論家
幅広い音楽知識で関西を代表する評論家として積極的な執筆活動を行い、若手音楽家の発掘、奨励に尽力されました。


 ◇辻本 勇さん
芦屋市
芦屋市文化振興財団副理事長
芦屋市文化振興財団役員として財団の運営に務め、また、谷崎潤一郎記念館設立にも尽力するほか、富田砕花顕彰会会長も務められました。


 ◇山口 修さん
大阪府
大阪大学大学院教授
アジア太平洋の民族音楽学の専門家としてひょうごアジア太平洋芸術フォーラムの企画制作に参加して民族音楽の普及に尽力するほか、芸術文化センター構想の推進にも寄与されました。







up date 2006/6/1

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