日本とアルテミス



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アルテミスについて、もうひとつはっきりしないことがあります。
アルテミスの誕生した地はオルテュギュア(うずらの里)、もしくはアポロンの生誕地と同様デーロス島とされています。デーロス説はおそらく、アポロン信仰が強まった結果としてアルテミス信仰がアポロン信仰に従属していったことによって生まれた説だと私は考えています。本来のアルテミス生誕の地はオルテュギュアの方でしょう。ところがこのオルテュギュアがどこであったのかがはっきりしていないのです。
呉茂一氏の「ギリシア神話」には、エフェソス、カリュドン、同じ名前のオルテュギュア島などが挙げられています。
そこで私がまたもや大胆な説をぶち上げてしまいましょう。オルテュギュアは実は日本だったと。以下、根拠を提示します。

1 日本列島の形はうずらに似ている。

いかがでしょう。北海道は頭で九州はしっぽ、本州は鳥の胴体。似てると思いませんか? そもそもオルテュギュアはアルテミスの叔母にあたる女神アステリアがゼウスに追われ、うずらに姿を変えて海に落ちたあと島に変わったものです。きっとその形はうずらの形状を引き継いでいるのに違いありません。

2 日本にはアルテミスの聖獣がほとんど揃っている。

アルテミスの聖獣は鹿、熊、猪、獅子です。さすがに獅子はいませんが、それ以外は揃っています。さらに熊など、本州では「月の輪」熊です。きっとアルテミスが月の女神とされていることとも関係しているのでしょう。(注1)

3 日本にはアルテミスの異名に結びつく土地がある。
マンガの「アリーズ」によるとN県にはディクテーに似た土地があるとのこと(どこだぁ〜?!)。きっとアルテミスは生まれ故郷にあるこの地を愛し、似たような土地であるギリシアのディクテーも愛したに違いありません。そこからディクテーの女神を意味する「ディクテュンナ」という異名を持つようになったのでしょう。

ここまでくればあとは日本に残るアルテミスの名を探すだけです。実はあるのです。他ならぬ古事記にそれは出てきます。かなりめだつ形で。「アルテミス」と「アマテラス」、どうです? 似ているでしょう。アマテラスという名がギリシアに伝わって変わったのか、アルテミスという名が日本で言葉をあてられたのかはわかりませんが。
ふたりの女神には以下のような共通点があります。

1 どちらも光明神である。

アルテミスは月の女神ではない可能性はありますが、光明神であることは間違い無いでしょう。ポイベー(輝く女)という異名、たいまつをもって描かれる姿、光と関連付けられます。アマテラスは文字通り天を照らす神ですね。

2 どちらも弓を武器としている。

古事記にはスサノオの命がアマテラスを訪問した時、アマテラスが襲撃に来ると勘違いして弓を持って迎えたというエピソードがあります。アルテミスに弓は欠かせないアイテムですね。(注2)

いかがでしょう。ここまでいえばもう間違いはないですね(「ばかばかしい」とか「根拠薄弱」とかいう意見は聞く耳を持たない事をお断りしておきます)。

注1:別の場所ではアルテミスは月の女神ではないという私見を書きましたが、細かい事は気にしないで下さい。

注2:まっとうに考えると、光明神の武器は一般的に遠くまで届くものとイメージされるのかもしれません。

注3:ギリシア神話の神がエジプト神話の神と同一視されることもありますが、あれもあんまり根拠がないから、こういうのもOKか なと。蛇足ですが、興福寺の阿修羅像って、三叉路のヘカテーの像に似ている気がするのですが。