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 わたしはギリシア神話が好きだ。

 そもそもギリシア神話に興味を持ったのは、怪獣好きがきっかけだった。男の子としてはごく当たり前のことだが、小学生の頃怪獣が好きで、ウルトラ怪獣の名前は掛け算九九より確実、東宝怪獣も基礎教養だった。けれどそれでも我慢できず、知的好奇心は限りなく広がっていった。

 ギリシア神話は怪獣の宝庫。キマイラ、グリフィン、メデューサ、新しい世界としては申し分のないものだった。

 そのころから、1柱の女神が気になっていた。彼女の名はアルテミス。怪獣好きであると同時に動物好きであったから、動物たちの女神であるという事実は惚れ込むには十分な理由だった。が、同時にひとつ素朴な疑問がつきまとっていた。動物たちの守護神がお固い処女神だとしたら、種族の繁栄はどうなるのだろう。そのときはけっこう真面目に悩んでたなぁ。

 そんなとき中学校の図書室で出会ったのが、新潮文庫から出ていた呉茂一著「ギリシア神話」だった。この本で初めて、ギリシア神話が「神話」であることの意味を分かったような気がした。童話とか民話とかと違って、神話の背後には信仰がある。それがはっきりと分かった。

 アルテミスにも新しい発見があった。アルテミスは処女神どころか、母神に他ならないことを知った。詳細は別のページで述べるがこの時からアルテミスに対してわたしの想像力は暴走した。このホームページはそれをまとめたものである。
堅苦しい書き方はこのくらいにして、ちょっとお断り。

一応様々なギリシア神話関係の本を読んで自分なりに研究してはみましたが、私は所詮シロート。誤りなど多々あると思いますので、どんどん指摘してください。また、自分なりのギリシア神話観を持っている人から見れば、「こんな変な見方をするのはけしからん」ということになるかも知れませんが、広い心を持って見てやってください。お願いします。

ギリシア神話についてはある程度知っているものとして書いてあります。よくご存じない方には、訳が分からない面があるかも知れませんがご容赦ください。