オヤジ達は地元の人たちではないだろう。やはり目つきが粟島的な強さを感じないのだ。なにも此処まで来て狂喜乱舞的なんでもアリアリ、
ごみ撒き散らし、お恥ずかしいレトロ白パンツ半ケツショーをする事も無いだろうに。その後の事はあまり語るのはよろしくない。
最後に彼らはお恥ずかしい格好で泳ぎだしたのであった。泥酔状態で。。。きっと大陸からきた秘密工作船の隊員たちがそれを
発見したら自国に帰り日本人は恥知らずで低脳な人種だ!と報告するに違いないのだ。まさに正しくない日本人の恥さらしなのである。
彼らのお遊びも終わりこの場から立ち去ってくれてから平和が訪れた。それにしても今回は奇人変人によく出会うのだ。

静けさが訪れそろそろ野営の準備にかかる。思えば登山の場合とは大違いだ。登山であれば夜が明けぬうちから起き出し、
準備を整え早立ちし午後3時ぐらいには大まかな行程を終え野営の準備に入るのが定石であるがこのようなだらだらキャンプは
何かと頭に、そろそろが付く。そろそろテントと張るか〜。そろそろ飯の準備するか〜。てな具合に。まぁそれが楽しいのであるが。
日常の社会生活では許されないところが旅の良さなのかもしれない。
毎回旅の料理人は隊長の僕が担当している。横田隊員は後かたずけや料理のサポート役だ。料理人が作っている間は彼がのんびり
ビールを飲み、彼が洗い物をしている時はこちらがのんびりビールを飲んでいる。その絶妙かつ、完璧なフォーメーション?が長年の
付き合いの結果なのだろう。要するにそれぞれがこの手のエキスパートだと自負してしまうのだ。
今回のメニューはサザエの酢味噌和え、海鮮たっぷりボンゴレロッソ、アボガドサラダ。それにシングルモルトウイスキーである。
我ながら美味い!と感激!横田隊員もいつも口に出さずとも喜んでくれているのである。またしても素晴らしい粟島1日目の夜だったのだ。