長い冬が終わり雪が融ける頃、森は春の訪れを感じさせてくれる。渓流の魚達も春の訪れを感じ
徐々に活性が良くなってくる。夏になると夕まずめの涼しくなった水面をさまざまな昆虫達が飛び回り
それを追って渓流魚たちはライズして捕食する。秋になるとすっかり成長した魚たちが優雅に泳ぎ回る。
そして季節の移り変わりとともに森の色も変わっていく。ほんの少しだけこの生態系の中に入っていき
渓流釣りを楽しませてもらう。釣れなくたってただそんな自然の中に身をおくだけで幸せな時間を過ごせるのだ。


山キャンプに最適なのが渓流釣り。渓流釣りが出来るオートキャンプ場も数多くある。
しかし本当の自然に触れたいのなら最高の渓流キャンプサイトを自分の足で探し回ろう!
少し不便なくらいがちょうどいいのです。車を止めてすぐの釣り場はかなり人が入っているから
場荒れがひどい!釣果を求めるなら歩いて行く覚悟が必要!ザックをしょって渓流キャンプをしよう!
渓流魚はどこにいるのか?ー早い話標高で判断!標高300以上〜500ぐらいは
ヤマメ、標高400〜600ぐらいでヤマメ、岩魚が混じりそれ以上は岩魚地帯。
でもこれはあくまでも目安です。北海道の羅臼で釣りをしたときは海からすぐの
川でオショロコマが釣れるのだ。
川の種類は?本流、支流、源流バックウォーター簡単に言うとこんなとこかな。
本流は川幅も広く流芯にサイズもでかいヤマメなどがいる、竿もパワーのある
かなり長い竿が必要。ある意味危険が伴うのでベテラン向きかな。
支流は本流に比べ川幅も狭まり里川などののんびりした釣りが楽しめる。入門は
ここから始まるのがいいかも。源流は場所によるが、かなり山深い場所への
アプローチが必要なので、登山の経験や怪我などの応急処置の知識が
必要な場合がある。また登山キャンプレベルの装備も必要。場合によっては
ザイルなどの装備も必要な場合もある。私は個人的にこの源流釣りが好きなのです。
バックウォーターは湖などの流れ込み付近、かなりの良型が期待できる。ルアー釣りも良い。
温泉地は要注意!渓流釣り場を探す上で注意する事の一つに、渓流付近の
温泉地だ。鉱泉や硫黄泉の流れ込む場所は酸性が強く渓流魚が住めない環境
なのです。知らずに釣りをしていて全然釣れないって事になってしまうのです。
地図でよ〜く確認していこう!
渓流釣りは難しい!渓流魚は警戒心が強いのでそう簡単には釣らせて貰えない。
人陰を水面に映しただけでも釣れないのです。釣れたら儲けもんってな感覚で釣行したほうが
楽しいかも。。。自然の中にいるだけで渓流釣りはOKなのです。
釣り券は買いましょう!各河川の漁協では必ず日釣り券を販売しています。渓流に
入る前に買って行きましょう。どうしても買えなかった場合は現場におじさんが回って来た時
現場券を買いましょう。養殖、放流の為の資金源になるので未来の渓流釣りの為にも
協力が必要なのです。いろいろと地元の人の情報を収集するのにも役に立つのです。
また禁漁区、禁漁期間の釣りは厳禁です。 悪質なものは書類送検された例もたくさんあるみたいです。
食べる分だけ。。確保しよう!あとは丁寧にリリース。無駄死にはさせないで。
20センチ未満のものも大きくなる事を期待してリリースしましょう。
確保した魚は塩焼きなどにして存分に味わおう!最高の酒の肴ですよ。