色とりどりのバラの花。 |
バラがよく育つ環境は、近くによくバラが咲いているところがあれば、ご覧ください。
そこは、日当たり、風通し、水はけの良いところに植わっていると思います。
従って、鉢植えの場合でも、水はけの良い土で植え、そういう場所に置くのが適しています。
冬の間には、葉の付いていない太い茎が数本出ている苗がよく売られています。
今年の春に咲かなかったということですが、運良くうまく順調にいった場合は咲きますが、
最初の年は、根などの活着や新梢の伸長にエネルギーを使い、また植え場所が変わったための
ストレスもあり、咲かない場合があります。剪定の仕方などを本やインターネットで
確認されて栽培されれば、秋または来春にきっと咲きます。
今年は、春先、低温の日があったりしましたので、うまく育たなかったということもあります。
これ以外では、水や栄養分、日当たりの不足も花芽の付かない原因となります。
鉢植えの場合、肥料は新芽が伸び出したときにやります。バラ用の置き肥などをやってください。
その後は、半月に1回ほど、化成肥料をまきます。水は、土の表面が乾きかけたらやります。
真夏は、日当たりがきついと、ハダニがわいたりしますので、風通しの良いところに置き、
少し涼し目のところに置きます。水やりは大事ですが、あまり湿り気がいつも多いと、
根腐れが起きますので注意してください。こういった場合、落葉につながり、つぼみが付き
にくくなります。他に、うどんこ病、黒点病、アブラムシなどがバラのおもな病害虫です。
これらを予防するため、薄い目の薬を早期にまいておくのも一つの方法です。
剪定は、花のあとに切って、強い枝を出さすのが重要です。だいたい咲いた枝の長さの半分ぐらいは
切り戻します。普通、年2回は剪定します。2月には株全体の半分から2/3ほど切り込みます。
夏の終わりには、1/3ほど切り詰めます。本などで図を見てやってください。細い枝には
つぼみは付きません。