実習でマルチをした畝(うね)に トウモロコシの種を播(ま)くところ。 |
害虫が寄ってこないように加工したマルチもあります。 |
作物の根もとをポリエチレンフィルムや稲(いな)わらで覆(おお)うことをマルチングとかマルチとか言います。
また、覆っているものをマルチと呼んだりもします。マルチの効果には下記のようなものがあります。
(桂高校で使っている教科書から取り上げました。)
1.地温を調節する。
マルチを使いますと、太陽によって土が暖められ、春先に早く植え付けができます。
2.水分の蒸発を防ぐ。
マルチで覆っているので、乾きにくくなります。
3.土による茎や葉の汚れを防ぎ、病気の発生を抑(おさ)える。
マルチがないと雨が降ったりすると、土が跳ね上がって葉の裏に土がつきます。
それによって病気になったり、生育が悪くなったりしますが、それを防ぎます。
4.雑草の発生を抑える。
マルチで光が当たらないので、雑草が生育できません。
また、アブラムシはよく作物につきますが、キラキラ光るものが苦手ですので、
そういう素材のものをマルチに付けてアブラムシが寄ってこないようにしたりしているものがあります。