コチョウランの交配(1)

 温室にコチョウランがちょうど咲いていましたので、これを材料として用い、ランの花の構造を観察し、
交配の実習をしました。うまく種が採れれば、無菌播種の実習に使う予定です。

4月15日(木):2年総合実習。交配をの選定し、まず花の構造を観察します。
4月20日(火) 受粉させたところ。柱頭に黄色の花粉塊が入っているのが見えますか?
          写真の赤丸のところです。
A:花弁(petal)、B:唇弁(lip)、C:がく(sepal)、
D:ずい柱(column)
ラン類は唇弁が色々な形をしています。
ずい柱の先端にやく帽(大きい丸の部分)があり、
その下に花粉塊が見えます(小さい丸)。
花粉塊は2つあります。
4月26日(月):1年総合実習。花の構造を知るために、スケッチを行います。
4月28日(水):2年総合実習。ゆっくり観察することは大事なことです。
4月28日(水) 子房がふくらんできたのがわかります。受粉がうまくいくと花弁は
          しおれてきます。受粉していない花はまだきれいに咲いています。

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