☆コンパニオンプランツについて☆


 コンパニオンプランツは「共生植物」とも言い、他の植物と一緒に植えることで互いに良い影響を与える
植物の組み合わせのことです。
 ここではたくさんある組み合わせのうち、初めて家庭菜園をやる方、害虫を家の植物に寄せ付けたくない
方に最適な組み合わせを紹介したいと思います。

●組み合わせ例●
対象植物 組み合わせる植物 主な効果
バラ ラベンダー アブラムシや葉ダニを寄せ付けません。
バラ以外の植物にも効果があります。ただし匂いの無い種類では効果が望めません。
トマト スイートバジル トマトの生育を良くします。
主に着果数の増加・糖度があがるなどの効果があります。
ナス ナスタチウム アブラムシを寄せ付けません。ナスタチウムは花をサラダにしたり、
実をピクルスにできたりと使い道が多い花です。
ピーマン チャイブ チャイブの根が土の状態を良くし、生育を助けてくれます。
チャイブはネギの仲間なので、ネギと同じ用途で使えます。
ダイコン マリーゴールド マリーゴールドの根から出る分泌物がセンチュウを退治してくれます。
ダイコンを植え終わった土にそのまますき込んだり、一緒に植えると効果があります。
イチゴ ボリジ 一緒に植えることにより土壌病を防いでくれます。
またボリジの花はミツバチを寄せ、着果の手助けをしてくれます。
ボリジの若葉や花はサラダや砂糖漬けに使うことができます。
ハーブ類 カモミール 「植物のお医者さん」とも言われ、そばに植えると植物が元気になります。
しかしカモミールはアブラムシがつきやすいので、十分注意が必要です。
カモミールの花はポプリやハーブティーに使えます。
これ以外にも野菜同士の組み合わせなど、色々あるので是非おためしください。

●もし、害虫が付いてしまったら・・・●
 コンパニオンプランツと一緒に植えていても、虫が付いた、ナメクジに食われた、という場合もあります。
ここでは私が知っている害虫が付いたときの対処を乗せておきます。これがどこまで効果があるか分かりませんが、
「藁にも縋りたい!!」と言う方は是非お試しください。


○アブラムシの場合○
1.ラベンダーを煮出し、冷めたものをスプレーで吹き付ける。
2.牛乳(低脂肪でない)を薄め、スプレーで吹き付ける。
牛乳は下手をすると、逆にアブラムシを寄せ付けてしまうこともあります。


○葉ダニがついた場合○
 ダニは空気が乾燥するとつくことが多いです。空気の乾燥する時期になったら、霧吹きで水をスプレー
してあげるとダニがつきにくいです。ダニがついたらスプレーを強く吹きかけ、洗い流してやります。面倒かもしれませんが、確実な方法です。


○ナメクジの被害にあっている場合○
 まず、ナメクジの被害を最小限に押さえることが大切です。ナメクジは湿っている所、また夜に活動します。
夕方に水をあげたりするとナメクジがでてきやすくなるので、水やりは朝をおすすめします。
また、細いものや高い所にのぼるのは苦手なようなので、地面に鉢を直接置かず何か台に置くという手もありです。
 地面に直接植えているからそれじゃ意味がない、という方、駆除したいという方には下記の不法をおすすめします。
まず、ビールを用意します。それを深皿(とりあえず、ナメクジが入りやすそうでなおかつ深いものであればいい)に入れ、ナメクジの現れそうな場所に置きます。
ナメクジはビールが好きらしく、それを飲みに集まり溺れ死ぬ、というものです。
うちはビールを飲まない、という方は市販の駆除剤をおすすめします。ナメクジを片っ端からつぶしていくのもいいですが、それができない方はこれらの方法を是非試してください。


○お断り○
 これらの方法はあくまで1例で、これで100%確実に効果が現れるとは言えません。
効果が出ない場合もありますので、それを念頭に置いた上でのご利用をおすすめします。