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残留塩素を含まない試料は、栓と首部をアルミ箔で覆い、乾熱滅菌(170℃1時間)した共栓ガラス瓶の肩まで採取する。(市販のガス滅菌したポリ瓶でもよい。)残留塩素を含む試料にあっては、チオ硫酸ナトリウム(Na2S2O3・H2O)の0.02〜0.05gを入れ、栓と首部をアルミ箔で覆い121℃20分間高圧滅菌した100〜120mlの共栓ガラス瓶の肩まで採取する。 |
A |
検水50mlを傾斜法で発酵管に入れる。 |
B |
発酵管を軽く振ったとき、泡状のガスが認められた場合もガス発生と判定する。 |
C |
菌液1白金耳量をBGLB発酵管に移植する。 |
D
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EMB平板上に独立集落が発生するように、1白金耳量を画線塗布する。(塗り始めは狭い範囲を往復して平板に強くこすりつけ菌液を薄めるようにする。) |
E
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定型的集落(緑色金属光沢を示し、透過光線でさび色を呈する円形集落)及び亜定型的集落の形、色などは上水試験方法のカラー写真を参考にする。 |
F |
集落を白金耳で採り、LB発酵管と普通寒天斜面培地に移植する。 |
G |
LB発酵管にてガスの発生を観察したときは、同一集落の普通寒天斜面培養菌についてグラム染色を行う。 |
H
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グラム染色はHuckerの変法を用いる。常に対照として、同一スライドグラス上にブドウ球菌(グラム陽性)と大腸菌(グラム陰性)を塗末染色し検鏡する。ここに用いるブドウ球菌及び大腸菌は必ず新鮮培養菌を使用する。 |