循環ろ過装置の出口における処理水の濁度は、0.5度以下であること(0.1度以下が望ましいこと)とされました。(検査回数:年1回以上)
このためこの処理水の濁度検査については0.1度が十分確認できる方法により測定する必要があります。
(ただし、愛知県プール条例では平成15年5月31日まで摘用を猶予するとされました。)
ここで、水道法で定められた濁度の検査方法としては、
A:比濁法
B:透過光測定法
C:積分球式光電光度法
D:散乱光測定法又は透過散乱法
の4つがありますが、0.1度が確認できる測定法としてはC、Dの方法になると考えられます。
そこで、今回はDの散乱光測定法又は透過散乱法を用いたラボ用濁度計2100N(ハック社)とポータブルな携帯用濁度計2100P型(ハック社)について実際に測定し比較してみることにしました。
この2機種を選択したのは、
ア、0.1度以下を測定できる濁度計は非常に高価であるため、できるだけ安価なものを選択したい。
イ、同一測定原理でかつ上位クラスの機種がそろっていることで比較検討ができるものがいい。
ウ、今までの納入先使用実績等も考慮して選択したい。
の3点を目安に選んでみました。
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