5. ヘロイン・あへん |
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Q. ヘロインとは何ですか。 |
A. ヘロインは、けしを原料とした薬物で (けしからあへんを採取し、あへんから抽出したモルヒネを精製して作られます)、「麻薬及び向精神薬取締法」 で麻薬として規制されています。 純粋なヘロインは白色粉末ですが、純度の低い物には灰色や灰褐色のものもあり、粉末の他に棒状、板状、粒状などさまざまな形状のものがあります。一般的には無臭ですが、中には酢酸の臭いのするものもあります。 |
Q. ヘロインを乱用するとどのようになるのですか。 |
A. ヘロインには神経を抑制する作用があり、乱用すると強い陶酔感を覚えることから、このような快感が忘れられず、乱用を繰り返すようになり、強い精神的依存が形成されます。 さらには、強い身体的依存が形成され、2〜3時間ごとに摂取しなければ、体中の筋肉に激痛が走り、骨がバラバラになって飛散するかと思うほどの痛み、悪寒、嘔吐、失神等の激しい禁断症状に苦しむこととなり、あまりの苦しさから精神異常をきたすこともあります。また、大量に摂取すると、呼吸困難、昏睡の後、死に至ります。 ヘロインは心身への影響が非常に強いことから、医学的な使用も一切禁止されています。 |
Q. あへんとは何ですか。乱用するとどのようになるのですか。 |
A. あへんは、けしから採取した液汁を自然に凝固させたもので、黒褐色で特殊な臭気(アンモニア臭) と苦味があります。原料であるけしの栽培やあへんの採取、あへん及びけしがら(けしの麻薬を抽出することができる部分) の輸出入、所持等は「あへん法」 により規制されています。 あへんの乱用は、精神的、身体的依存性を生じやすく、常用するようになると慢性中毒症状を起こし、脱力感、倦怠感を感じるようになり、やがては精神錯乱を伴う衰弱状態に至ります。 |