【ネズミ、衛生害虫等】



検査項目
(1) ネズミの生息
(2) 衛生害虫等の生息
検査回数
検査は、毎学年1回定期に行う。
検査事項
検査は、次の事項について行う。
(1) ネズミの生息
イエダニ発生の有無
ネズミの侵入箇所等の有無
ネズミの糞、ラットサイン等の有無
(2) 衛生害虫等の生息
ハエ、蚊、ゴキブリ等の生息、活動の有無及びその程度等
検査方法
検査は、次の方法によって行う。
(1) ネズミ

 
イエダニ発生の有無
教室及び給食施設等について調べる。

 
ネズミの糞及び足跡の有無
給食施設、倉庫、厨芥置場及び教室等の内外にそれらが見られるかどうかを調べる。
ネズミの侵入箇所の有無
食料を保管し、又は取り扱う場所で、侵入箇所があるかどうかを調べる。
(2) 衛生害虫等
ハエ
(ア)
 
 
成虫の活動の有無及びその程度
教室及び給食施設等で、肉眼で調べるか、又はハエ取り紙かハエ取りリボンをおいて調べ
る。
(イ)
 
幼虫のはっせいとの有無及びその程度
厨芥置場、便所及び動物飼育場等で、幼虫の生息の有無及びその程度を調べる。
(ウ)
 
屋内、特に天井及び電灯の笠などに付着したハエの糞の有無
教室及び給食施設等の天井及び電灯の笠などに、ハエの糞の跡が見られるかどうか調べる。
(エ)
 
夜間の係留成虫の有無
夜間に、教室及び給食施設等の天井に、ハエが係留しているかどうかを調べる。
(ア)
 
成虫の吸血活動の有無及びその程度
昼間及び夜間に、それらについて調べる。
(イ)
 
昼間及び夜間の係留成虫の有無
昼間及び夜間に、室の壁に成虫が係留しているかどうかを調べる。
(ウ)
 
幼虫の発生の有無及びその程度
防火用水槽、池、水たまり、下水道、浄化槽及び便槽等でそれらについて調べる。
ゴキブリ
(ア)
 
 
ゴキブリの糞・抜け殻・卵鞘などの有無
給食施設、倉庫、厨芥置場及び教室等の戸棚及び引き出しなどの中に、それらが見られるか
どうかを調べる。
(イ)
 
 
戸棚及び引き出しなどのゴキブリ生息の有無
給食施設、倉庫、厨芥置場及び教室等の戸棚及び引き出しなどの中に、ゴキブリの成虫、幼
虫が潜んでいるかどうかを調べる。
(ウ)
 
夜間のゴキブリ出没の有無
夜間に電灯をつけ、活動しているゴキブリの有無を調べる。
判定基準
(1) ネズミ
イエダニのいる場合は、ネズミが生息している可能性がある。
新しいネズミの糞又は足跡の見られたときは、ネズミが生息している可能性がある。
ネズミの穴が見いだされたならば、ネズミが生息している可能性がある。

 
食料を保管し、又は取り扱う場所にネズミの侵入可能の場所があれば、ネズミが生息している可能性
がある。
餌の減っているときは、ネズミが生息している可能性がある。
(2) 衛生害虫
ハエ
(ア)
 
教室及び給食施設等デハエが活動し、又は置いたハエ取り紙やハエ取りリボンにハエが捕
集されたときは、多数のハエが生息している可能性がある。
(イ)
 
厨芥置場、便所及び動物飼育場等において、幼虫の生息が認められたときは、ハエが発生し
ている可能性がある。
(ウ)
 
教室及び給食施設等の天井及び電灯の笠などに、ハエの新しい糞の跡が認められたとき
は、多数のハエが生息している可能性がある。
(エ)
 
夜間に、教室及び給食施設等の天井に、ハエの係留が認められたときは、多数のハエが生
息している可能性がある。
(ア) 吸血例が見られたときは、蚊が生息している可能性がある。
(イ)
 
昼間及び夜間に、部屋の壁に成虫が係留しているのを認めたときは、多数の蚊が生息してい
る可能性がある。
(ウ)
 
水泳プール、防火用水槽、池、水たまり、下水槽、浄化槽及び便槽等に、幼虫の成育が認め
られたときは、成虫が発生している可能性がある。
ゴキブリ
(ア) 新しい糞、抜け殻及び卵鞘などが見られた場合は、ゴキブリが生息している可能性がある。
(イ) 昼間に戸棚や引き出しの中にゴキブリを見いだし、又は夜間活動中のゴキブリを見いだした
場合は、多数のゴキブリが生息している可能性がある。
事後措置
ネズミ、衛生害虫等の発生を見た場合は、児童生徒等に害のない方法で駆除を行うようにする。