P C B の 基 礎 知 識

 小中学校等で、有害なPCB(ポリ塩化ビフェニル)をコンデンサーの絶縁油に使用した蛍光灯の安定器がショートを起こし、破裂、飛散したPCBが下にいた児童にかかるという事件が多発し、各地でPCB使用蛍光灯安定器の実態調査が進められています。愛知県でも今年度中に調査を終了し、来年度予算を組んで交換すると発表がありました。
 PCBを使用した蛍光灯安定器は、昭和47年(1972年)にその製造が中止されましたが、使用そのものは禁止されませんでした。そのため、同年以前に建設された建物で、高圧受電をしている設備にに設置されていることが多く、なかなか壊れないことから学校校舎等では今でも使用されている可能性が残っているのです。含有量は蛍光灯の安定器で「五塩化ビフェニル等」として数10g(30〜50ml)程度となっています。
 最近はインターネット等で情報等が簡単に手に入るため、独自で調べられた方も多いと思いますが、今回、 「PCB」 について、その構造・使用の歴史・処理方法・保管方法・身体に対する影響・応急処置等を簡単にまとめてみました。


<1> PCBの基礎知識
<2> PCBの基礎知識(印刷用PDFファイル 362KB)

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