きたない水(水質階級V)の指標生物

※線の長さは実物の大きさのめやすです。

ミズカマキリ
大きさは7cmくらいで体は細長い。陸上にいるカマキリのように、前足で他の小動物を捕まえて、その体液を吸う。
池や沼、水田に住んでいるが、川岸の流れの緩やかな場所にも住んでいる。
 
タイコウチ
大きさは6cmくらいで体は平たく、全体にこげ茶色で光沢はない。ミズカマキリと同じように前足で他の小動物を捕まえて体液を吸う。頭は小さく、目が飛び出ており、腹の後端に2本の細長い呼吸管がある。
池や沼、水田などの流れの緩やかな浅い場所に住んでいる。
ミズムシ
体長は大きくなっても1cmくらいで、ダンゴムシに似た形で平たくなっている。足は5対以上で、ゆっくりはう。体は汚れたような灰色又は茶色。川に住むのは1種類で、あとは地下に住む。
☆間違えやすい生物
 川の上流部にはよく似たヨコエビもいるが、ヨコエビの体は左右に平たく、ときには赤みをおびる。
イソコツブムシ
陸にいるダンゴムシに似て、体を丸めることが出来る。
砂混じりの川底や石の間にいる。
海水の少し混じった汽水域に住んでいる。
 
ニホンドロソコエビ
体は縦に平たく、ちぎれやすい。また、細長い触角があり、泥の多い川底に住んでいる。
海水の少し混じった汽水域に住んでいる。
 
タニシ
タニシの主な種類は4種類である。
殻は薄く、赤茶色のふたがあり、泥底にすんでいる。
 
 
ヒ ル
大きさは3〜4cmで、はげしく伸び縮みし、体節がある。体は平たく、背面から見ると円柱形、長卵形で、腹の前後の端に吸盤があるが、前の吸盤は見にくい。 水に沈んでいる石などの裏側に住んでいる。 淡水域にいる日本産のヒル類は約30種類。
☆間違えやすい生物
 ウズムシ類と間違えやすいが、シマ模様があり体は固い。