液化アンモニア

別名:液安
NH
劇物(アンモニア)
(性状) 無色の液化ガスで息詰まるような刺激臭がある。アンモニアと空気との混合ガスは爆発の危険性がある。爆発範囲は15〜28V/V%、水に可溶(0℃で水100gに89.9g溶ける)。

措  置
漏 え い 時
風下の人を退避させる。必要があれば水で濡らした手ぬぐい等で口及び鼻を覆う。漏えいした場所の周辺にはロープを張るなどして人の立入りを禁止する。付近の着火源となるものを速やかに取除く。作業の際には必ず保護具を着用する。風下で作業をしない。
(少量) 漏えい箇所を濡れむしろ等で覆い、遠くから多量の水をかけて洗い流す。
(多量) 漏えい箇所を濡れむしろ等で覆い、ガス状のアンモニアに対しては遠くから霧状の水をかけ吸収させる。
この場合、濃厚な廃液が河川等に排出されないよう注意する。
出 火 時
(周辺火災の場合)
速やかに容器を安全な場所に移す。移動不可能の場合は、容器及び周囲に散水して冷却する。
(着火した場合)
漏出を止めることができる場合は漏出を止める。ガス漏れが多量で、火災が発生している場合は、容器及び周囲に散水すると共に至急関係先に連絡し延焼防止に努める。
(消火剤)
水、粉末、泡、炭酸ガス
暴 露・接 触 時
人体に対する影響
(吸入した場合)
激しく鼻やのどを刺激し長時間吸入すると肺や気管支に炎症を起こす。
高濃度のガスを吸入すると喉(こう)頭けいれんを起こすので極めて危険である。
(皮膚に触れた場合)
直接液に触れるとやけど(腐食性薬傷)やしもやけ(凍傷)を起こす。
(眼に入った場合)
結膜や角膜に炎症を起こし、失明する危険性が高い。
医師の処置を受けるまでの救急方法
(吸入した場合)
直ちに患者を毛布等にくるんで安静にさせ新鮮な空気の場所に移し、速やかに医師の手当を受ける。呼吸が停止している時は直ちに人工呼吸を行う。呼吸困難のときは酸素吸入を行う。
(皮膚に触れた場合)
直ちに付着又は接触部を多量の水で15分間以上洗い流す。汚染された衣服やくつは速やかに脱がせる。速やかに医師の手当てを受ける。

注 意 事 項
1.液化アンモニアは漏えいすると空気よりも軽いアンモニアガスとして拡散する。

保 護 具
保護手袋(ゴム)、保護長ぐつ(ゴム)、保護衣、保護眼鏡、アンモニア用防毒マスク又は空気呼吸器