別名:酸化エチレン
劇物:(エチレンオキシド及びこれを含有する製剤)
(性状) |
エーテル臭のある無色の気体。沸点10.7℃、融点−112℃、水、エタノール、エーテル等に可溶。蒸気は空気より重く、引火しやすい。引火点−17.8℃以下。爆発範囲3.0〜100v/v%。分解爆発性がある。 |
措 置 |
風下の人を退避させる。漏えいした場所の周辺にはロープを張るなどして人の立入りを禁止する。
付近の着火源となるものは速やかに取り除く。作業の際には必ず空気呼吸器その他の保護具を着用し、風下で作業をしない。漏えいしたボンベ等を多量の水に容器ごと投入してガスを吸収させ、処理し、その処理液を多量の水で希釈して流す。この場合、濃厚な廃液が河川等に排出されないよう注意する。
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(周辺火災の場合)
速やかに容器を安全な場所に移す。移動不可能な場合には、しゃへい物の活用等容器の破損に対する防護措置を講じ、容器及び周囲に散水して冷却する。容器が火炎に包まれた場合には、爆発・破裂の危険があるので近寄らない。
(着火した場合)
周囲に影響がない場合であって、噴出したガスに着火し、かつ、容易に噴出を止められない場合には消火せず燃焼させる。周囲に影響がある場合には、周囲の延焼を防止するため注水する。消火する場合は、消火剤又は多量の水を用いて消火する。消火後、噴出するガスを直ちに止める。止められない場合には、再着火あるいは爆発に充分配慮する。作業の際には必ず空気呼吸器その他の保護具を着用し、風下で作業をしない。
(消火剤)
水、耐アルコール泡、粉末、二酸化炭素 |
(吸入した場合)
鼻、のど、気管支等の粘膜を激しく刺激し、炎症を起こす。また、倦怠感、頭痛、めまい、嘔気等の症状を起こす。はなはだしい場合には、肺水腫を起こし、呼吸困難を起こすことがある。
(皮膚に触れた場合)
皮膚を刺激し、炎症を起こす。
(眼に入った場合)
粘膜を激しく刺激し、炎症を起こす。はなはだしい場合には失明することがある。
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(吸入した場合)
直ちに患者を毛布等にくるんで安静にさせ、新鮮な空気の場所に移し、呼吸が困難な場合又は呼吸が停止している場合には直ちに人工呼吸を行い、心臓が停止している場合には直ちに心臓マッサージを行う。
(皮膚に触れた場合)
直ちに汚染された衣服やくつ等を脱がせ、付着部又は接触部を石けん水で洗浄し、多量の水を用いて洗い流す。
(眼に入った場合)
直ちに多量の水で15分間以上洗い流す。 |
1.加熱、摩擦、衝撃、火花等により発火又は爆発することがある。
2. 可燃性の気体であるので注意する。
3. 密閉容器内では加熱により爆発することがある。 |
保護眼鏡、保護手袋、保護長ぐつ、保護衣、空気呼吸器 |
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