別名:メトルカルプ、3−メチルフェニル−N−メチルカルバメート
劇物:(3−メチルフェニル−N−メチルカルバメート及びこれを含有する製剤。2%を超えるもの。)
(性状) |
白色又は淡紅色の特異臭のあるフレーク状固体。融点76〜77℃。蒸気圧1.1×10−3@Hg(20℃)。水に溶けにくい(30℃で水100mlに
0.26g溶ける。)アセトン、メタノールに溶けやすく、ベンゼン、キシレンに溶けにくい。 |
措 置 |
飛散した場所の周辺にはロープを張るなどして人の立入りを禁止する。作業の際には必ず保護具を着用し、風下で作業をしない。
飛散したものは空容器にできるだけ回収し、そのあとを消石灰等の水溶液を用いて処理し、多量の水を用いて洗い流す。この場合、濃厚な廃液が河川等に排出されないよう注意する。
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(周辺火災の場合)
速やかに容器を安全な場所に移す。移動不可能な場合には容器及び周囲に散水して冷却する。
(着火した場合)
消火剤、水噴霧等を用いて消火する。消火作業の際には必ず保護具を着用する。
(消火剤)
水、粉末、泡、二酸化炭素 |
(吸入した場合)
倦怠感、頭痛、めまい、嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、多汗等の症状を呈し、はなはだしい場合には、縮瞳、意識混濁、全身けいれん等を起こすことがある。
(皮膚に触れた場合)
放置すると皮膚より吸収され中毒を起こすことがある。
(眼に入った場合)
軽度の炎症を起こすことがある。
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(吸入した場合)
直ちに患者を毛布等にくるんで安静にさせ、新鮮な空気の場所に移し、鼻をかませ、うがいをさせる。呼吸が困難な場合又は呼吸が停止している場合には、直ちに人工呼吸を行う。
(皮膚に触れた場合)
直ちに汚染された衣服やくつ等を脱がせ、付着部又は接触部を石けん水で洗浄し、多量の水を用いて洗い流す。
(眼に入った場合)
直ちに多量の水で15分間以上洗い流す。 |
中毒症状が発現した場合には、至急医師による硫酸アトロビン製剤を用いた適切な解毒手当てを受ける。 |
保護眼鏡、保護手袋、保護長ぐつ、保護衣、防じんマスク(火災時:空気呼吸器) |
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