別名:塩化アンチモン( V )
SbCl5
劇物:(アンチモン化合物及びこれを含有する製剤)
(性状) |
淡黄色液体。比重2.346。融点2.8℃、沸点79℃(22@Hg)。加熱すると分解して塩素ガスを発生し、塩化アンチモン(。)になる。水により加水分解し、白煙(塩化水素ガス)を発生して酸化アンチモン(」)(Sb2O5)になる。塩酸、クロロホルムに可溶。 |
措 置 |
風下の人を退避させる。漏えいした場所の周辺にはロープを張るなどして人の立入りを禁止する。
作業の際には必ず保護具を着用し、風下で作業をしない。
漏えいした液を直接水で洗い流してはならない。
漏えいした液は土砂等でその流れを止め、安全な場所に導き、密閉可能な空容器にできるだけ回収し、そのあとを消石灰、ソーダ灰等の水溶液を用い徐々に処理を行い、多量の水を用いて洗い流す。
この場合、濃厚な廃液が河川等に排出されないよう注意する。 |
(周辺火災の場合)
速やかに容器を安全な場所に移す。移動不可能な場合には容器及び周囲に散水して冷却する。この場合、容器に水が入らぬよう注意する。
(着火した場合)
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(消火剤)
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(吸入した場合)
鼻、のど、気管支等の粘膜が刺激され、侵される。肺水腫を起こすことがある。
(皮膚に触れた場合)
激しい痛みを生じ、炎症を起こす。
(眼に入った場合)
粘膜等が激しく侵され、失明することがある。
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(吸入した場合)
直ちに患者を毛布等にくるんで安静にさせ、新鮮な空気の場所に移し、酸素吸入を行う。呼吸が困難な場合又は呼吸が停止している場合には、直ちに人工呼吸を行う。
(皮膚に触れた場合)
直ちに付着部又は接触部を石けん水で洗浄し、多量の水を用いて洗い流した後、汚染された衣服やくつ等を脱がせる。更に付着部を石けん水で洗浄し、多量の水を用いて洗い流す。
(眼に入った場合)
直ちに多量の水で15分間以上洗い流す。 |
1.多量の水に触れると激しく反応し、白煙(塩化水素ガス)を発生する。
2.火災等で強熱されると、アンチモンの酸化物の煙霧並びに塩素及び塩化水素のガスを発生する。煙霧及びガスは有害なので注意する。 |
保護眼鏡、保護手袋、保護長ぐつ、保護衣、空気呼吸器 |
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