別名:o−クロロニトロベンゼン、o−ニトロクロロベンゼン
劇物:(2−クロロニトロベンゼン及びこれを含有する製剤)
(性状) |
淡黄色の結晶。沸点244.5℃、融点33℃、蒸気圧8@Hg(119℃)、水に不溶。エタノール、エーテル、トルエン等に可溶。引火点127℃。 |
措 置 |
飛散した場所の周辺にはロープを張るなどして人の立入りを禁止する。作業の際には必ず保護具を着用し、風下で作業をしない。飛散したものは空容器にできるだけ回収し、そのあとを多量の水を用いて洗い流す。洗い流す場合には中性洗剤等の分散剤を使用する。 |
(周辺火災の場合)
速やかに容器を安全な場所に移す。移動不可能な場合には、容器及び周囲に散水して冷却する。
(着火した場合)
消火剤又は多量の水を用いて消火する。
(消火剤)
粉末、泡、二酸化炭素、水、乾燥砂、強化液 |
(吸入した場合)
鼻、のど、気管支等の粘膜を刺激し、炎症を起こす。また、倦怠感、頭痛、めまい、嘔気、チアノーゼ等の症状を起こす。はなはだしい場合には意識不明となり、昏睡状態に陥る。
(皮膚に触れた場合)
皮膚を刺激し、炎症を起こすことがある。放置すると皮膚より吸収され、中毒を起こすことがある。
(眼に入った場合)
粘膜を刺激し、炎症を起こす。
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(吸入した場合)
直ちに患者を毛布等にくるんで安静にさせ、新鮮な空気の場所に移し、鼻をかませ、うがいをさせる。呼吸が困難な場合又は呼吸が停止している場合には直ちに人工呼吸を行い、心臓が停止している場合には直ちに心臓マッサージを行う。
(皮膚に触れた場合)
直ちに汚染された衣服やくつ等を脱がせ、付着部又は接触部を石けん水で洗浄し、多量の水を用いて洗い流す。
(眼に入った場合)
直ちに多量の水で15分間以上洗い流す。 |
火災等で強熱されると分解して塩化水素及び窒素酸化物のガスが発生する。ガスは有害なので注意する。 |
保護眼鏡、保護手袋、保護長ぐつ、保護衣、防じんマスク
(火災時:空気呼吸器) |
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