別名:無水亜セレン酸
SeO2
毒物:(セレン化合物及びこれを含有する製剤)
(性状) |
白色の粉末で吸湿性がある。融点340℃、317℃で昇華する。水に極めて溶けやすい(20℃で水100mlに257.1g溶ける)。硫酸、酢酸、エタノールに可溶。 |
措 置 |
多量に飛散した場合は風下の人を退避させる。
飛散した場所の周辺にはロープを張るなどして人の立入りを禁止する。作業の際には必ず保護具を着用し、風下で作業をしない。
飛散したものは空容器にできるだけ回収し、そのあとを多量の水を用いて洗い流す。
この場合、濃厚な廃液が河川等に排出されないよう注意する。 |
(周辺火災の場合)
速やかに容器を安全な場所に移す。移動不可能な場合には、容器及び周囲に散水して冷却する。
(着火した場合)
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(消火剤)
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(吸入した場合)
発熱、頭痛、気管支炎を起こし、はなはだしい場合には肺水腫を起こすことがある。
(皮膚に触れた場合)
皮膚に浸透し、痛みを与え、黄色に変色する。爪の間から入りやすい。
(眼に入った場合)
粘膜を刺激し、角膜などに障害を与える。 |
(吸入した場合)
直ちに患者を毛布等にくるんで安静にさせ、新鮮な空気の場所に移し、鼻をかみ、うがいをさせる。呼吸困難又は呼吸が停止しているときは、直ちに人工呼吸を行う。
(皮膚に触れた場合)
直ちに汚染された衣服やくつ等を脱がせる。直ちに付着又は接触部を石けん水で洗浄し、多量の水を用いて洗い流す。
(眼に入った場合)
直ちに多量の水で15分間以上洗い流す。 |
火災などで強熱されると煙霧を発生する。
煙霧は有害なので注意する。 |
保護眼鏡、保護手袋、保護長ぐつ、保護衣、防じんマスク
(火災時:空気呼吸器) |
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