別名:塩化アンチモン( III )
SbCl3
劇物:(アンチモン化合物及びこれを含有する製剤)
(性状) |
淡黄色結晶で潮解性がある。融点73.4℃、沸点283℃。水分により分解して、オキシ塩化アンチモン( III )(SbOCl)を生じ、白煙(塩化水素ガス)を発生する。水に極めて溶けやすい(20℃で水100mlに910.1g溶ける)。塩酸、臭化水素酸に可溶。 |
措 置 |
飛散した場所の周辺にはロープを張るなどして人の立入りを禁止する。作業の際には必ず保護具を着用し、風下で作業をしない。飛散したものは空容器にできるだけ回収し、そのあとを消石灰、ソーダ灰等の水溶液を用いて処理し、多量の水を用いて洗い流す。 |
(周辺火災の場合)
速やかに容器を安全な場所に移す。移動不可能な場合には、容器及び周囲に散水して冷却する。
この場合、容器に水が入らぬよう注意する。
(着火した場合)
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(消火剤)
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(吸入した場合)
鼻、のど、気管支を刺激し、粘膜が侵される。
(皮膚に触れた場合)
炎症を起こすことがある。
(眼に入った場合)
粘膜を激しく刺激する。 |
(吸入した場合)
鼻をかみ、うがいをさせる。
(皮膚に触れた場合)
直ちに汚染された衣服やくつ等を脱がせる。直ちに付着又は接触部を石けん水で洗浄し、多量の水を用いて洗い流す。
(眼に入った場合)
直ちに多量の水で15分間以上洗い流す。 |
強熱すると酸化アンチモン( III )の煙霧及びガスを発生する。
煙霧及びガスは有害なので注意する。 |
保護眼鏡、保護手袋、保護長ぐつ、保護衣、防じんマスク
(火災時:空気呼吸器) |
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