別名:青酸ガス
HCN
毒物:(シアン化水素)
(性状) |
無色の液体。蒸気はかすかに芳香性。比重0.6876(20℃)、融点−13.3℃、沸点25.7℃、引火点−17.8℃(密閉式)、点火すれば紫色の炎をあげて燃える。水、エタノールと任意の割合で混和する。水溶液は極めて弱い酸性である。 |
措 置 |
風下の人を退避させる。漏えいした場所の周辺にはロープを張るなどして人の立入りを禁止する。作業の際には必ず保護具を着用し、風下で作業をしない。
漏えいしたボンベ等を多量の水酸化ナトリウム水溶液(20W/V%以上)に容器ごと投入してガスを吸収させ、更に酸化剤(次亜塩素酸ナトリウム、さらし粉等)の水溶液で酸化処理を行い、多量の水を用いて洗い流す(pH8ぐらいのアルカリ性ではクロルシアン(CICN)が発生するので注意する)。
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(周辺火災の場合)
速やかに容器を安全な場所に移す。移動不可能な場合には、容器及び周囲に散水して冷却する。
容器が火炎に包まれた場合は、爆発の危険があるので近寄らない。
(着火した場合)
高圧ボンベに着火した場合は消火せず燃焼させる。
(消火剤)
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(吸入した場合)
シアン中毒(頭痛、めまい、悪心、意識不明、呼吸麻痺)を起こす。
(皮膚に触れた場合)
皮膚より吸収されシアン中毒を起こす。
(眼に入った場合)
粘膜を激しく刺激して結膜炎を起こす。
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(吸入した場合)
直ちに患者を毛布等にくるんで安静にさせ、新鮮な空気の場所に移し、鼻をかみ、うがいをさせる。呼吸困難又は呼吸が停止しているときは、直ちに人工呼吸を行う。
(皮膚に触れた場合)
直ちに汚染された衣服やくつ等を脱がせる。直ちに付着又は接触部を石けん水で洗浄し、多量の水を用いて洗い流す。
(眼に入った場合)
直ちに多量の水で15分間以上洗い流す。 |
1.有毒でかつ引火性の液体又は気体であるので注意する。
2.吸収した場合は至急医師による亜硝酸ナトリウム水溶液とチオ硫酸ナトリウム水溶液を用いた解毒手当てを受ける。 |
保護眼鏡、保護手袋、保護長ぐつ、保護衣、空気呼吸器 |
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