別名:テトラクロルメタン
CCl4
劇物:(四塩化炭素)
(性状) |
無色の液体で、特有の臭気がある。蒸気は空気より重い。不燃性。融点−22.9℃、沸点76.7℃、比重1.59。水に極めて溶けにくい(20℃で水100mlに0.08g溶ける)。強酸と混合するとホスゲンを生じる。空気、湿気などにより、常温でも徐々に分解して塩化水素、ホスゲン等を生じる。 |
措 置 |
風下の人を退避させる。
漏えいした場所の周辺にはロープを張るなどして人の立入りを禁止する。作業の際には必ず保護具を着用し、風下で作業をしない。
漏えいした液は土砂等でその流れを止め、安全な場所に導き、空容器にできるだけ回収し、そのあとを多量の水を用いて洗い流す。洗い流す場合には中性洗剤等の分散剤を使用して洗い流す。この場合、濃厚な廃液が河川等に排出されないよう注意する。
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(周辺火災の場合)
速やかに容器を安全な場所に移す。移動不可能な場合には、容器及び周囲に散水して冷却する。
(着火した場合)
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(消火剤)
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(吸入した場合)
めまい、頭痛、吐き気をおぼえ、はなはだしい場合は、嘔吐、意識不明などを起こす。
(皮膚に触れた場合)
皮膚を刺激し、皮膚からも吸収され、湿疹を生じたり、吸入した場合と同様 の中毒症状を起こすことがある。
(眼に入った場合)
粘膜を刺激して炎症を起こす。
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(吸入した場合)
多量に吸入した場合は、直ちに患者を毛布等にくるんで安静にさせ、新鮮な空気の場所に移す。呼吸困難又は呼吸が停止しているときは、直ちに人工呼吸を行う。
(皮膚に触れた場合)
直ちに汚染された衣服やくつ等を脱がせる。直ちに付着又は接触部を石けん水で洗浄し、多量の水を用いて洗い流す。
(眼に入った場合)
直ちに多量の水で15分間以上洗い流す。 |
火災などで強熱されるとホスゲンを発生するおそれがあるので注意を要する。 |
保護眼鏡、保護手袋、保護長ぐつ、保護衣、有機ガス用防毒マスク
(火災時:空気呼吸器) |
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