別名:硝酸水銀( II )
Hg(NO3)2・0.5H2O
毒物:(水銀化合物及びこれを含有する製剤)
(性状) |
無色透明結晶で潮解性がある。融点79℃(分解)。冷水に易溶、熱水で分解。加水分解しやすい。硝酸、アンモニア水、アセトンに可溶、エタノールに不溶。 |
措 置 |
飛散した場所の周辺にはロープを張るなどして人の立入りを禁止する。作業の際には必ず保護具を着用し、風下で作業をしない。
飛散したものは空容器にできるだけ回収し、そのあとを消石灰、ソーダ灰等の水溶液を用いて処理し、多量の水を用いて洗い流す。
この場合、濃厚な廃液が河川等に排出されないよう注意する。 |
(周辺火災の場合)
速やかに容器を安全な場所に移す。移動不可能な場合には、容器及び周囲に散水して冷却する。
(着火した場合)
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(消火剤)
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(吸入した場合)
鼻、のど、気管支、粘膜を刺激し、口腔、咽頭に炎症を起こし、水銀中毒を起こすことがある。
(皮膚に触れた場合)
粘膜を刺激し、炎症を起こす。
(眼に入った場合)
粘膜を激しく刺激する。
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(吸入した場合)
鼻をかみ、うがいをさせる。
(皮膚に触れた場合)
直ちに汚染された衣服やくつ等を脱がせる。直ちに付着又は接触部を石けん水で洗浄し、多量の水を用いて洗い流す。
(眼に入った場合)
直ちに多量の水で15分間以上洗い流す。 |
1.可燃物と混合し、加熱すると発火する。
2.強熱すると酸化水銀( II )の煙霧及びガスを発生する。煙霧及びガスは有害なので注意する。
3.傷口に触れた場合に強い刺激作用がある。 |
保護眼鏡、保護手袋、保護長ぐつ、保護衣、防じんマスク
(火災時:空気呼吸器) |
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