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[168] さかもと 2006/10/15 19:13 Re: 車高調折れました
 HMさんが私の名前を出していましたので久々に登場します。
 厳しい言い方をしますが、ピロボールは消耗品です。グリスアップは定期的にされていたでしょうか?回転部がむき出し+環境が厳しい場所なので、屋外保管なら半年に1回はグリスアップが必要です。回転部が渋くなってたら余計な応力がかかって、一番弱いところにダメージが発生しますよね。
 わたしはものぐさなものですから、自分が使うときは通常売られている車高調より強いものを設計してみました。

通常:呼び径10のオスピロー左右ねじ各1+エクステンション

検討1:呼び径12のオスピロー左右ねじ各1+エクステンション
これだと、内径10×外径12のカラーをピロー内に入れる必要があります。肉厚1のカラーだと破損が怖いので却下。

検討2:呼び径14のオスピロー1+メスピロー1
これだと、内径10×外径14のカラーをピロー内に入れる必要があります。肉厚2のカラーとなり「勝負!」をかけました。呼び径14となりますと、ピローがだいぶ長くなって、オスメスの組み合わせで長さが足りると考えました。なお、呼び径14は、いわゆる標準仕様ではありません(売ってますけど)。

検討3:呼び径16のオスピロー1+メスピロー1
私が持っていたベアリングカタログの仕様では、でか過ぎて入らないことがわかり断念。しかし、横須賀の菅野さんがこの仕様です。別のメーカーのピローだったら入るのかもしれません。カラーは砲金ブッシュを使用されていたと思います。

使ってみての結果ですが、特に折れるとかはありませんでしたが、油断していました。2年後、オーリンズを入れるためにたまたま外しましたが、ボールが全く動かない状態でした。潤滑切れです。

あと、カラー類をアルミ(2017S)で製作したのですが、これは失敗だったと思います。圧縮応力で打痕がついたようで、ピローから外れなくなっていました。「捨て!」ですよ、えぇ・・・(笑)。

 私や菅野さんのように、強度に余裕を持たせるのに主眼を置いて自分で工夫するか?市販品を買って定期的にチェックするか?のどっちかですよね。で、市販品の呼び径10の仕様にもよいところがあります。本来の目的である車高調整が簡単です。呼び径14や16を使うと、車高調を一旦車体から外してねじを回す必要があります。

 

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