2007/02/07:renewal
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『成功の秘訣−T』

 

◆【成功するための秘訣】

【成功する人の態度と資質】
 人生における成功・失敗を”運・不運”の問題に置き換えて、真剣に考えようとしない人がいます。確かに、大成功を収めた人に、強運の持ち主は多いですが、その人たちは、皆、努力の人であったはずです。そして、彼らに共通しているのは、生きる態度や姿勢に現れる際だってすぐれた努力です。次項に体力を除いた9項目に目を注がれます。

  1. 人生にたいする積極的態度
  2. 戦略(強い目的意識)、目標を持っている
  3. 戦略、戦術を区別している
  4. 人のやらないことを、しかも徹底してやる
  5. 他人の利益もよく考える
  6. 確かな知識、情報を持つ
  7. すぐれた対応力
  8. 自信を持っている
  9. 感覚の良さ
  10. 体力がある
【要点】
 仕事が忙しくなってくると、睡眠不足が続きます。休みなしで何時間も働きます。資ゆっちょうさきからとんぼ返りで会社に戻ります。と、体力を刻しがちになります。日頃からの体力維持が欠かせません。
 心身の健康は、生活の基本です。健康でなければ、ビジネス目標も完遂できません。昔から、健康十訓なるものがあります。
「少肉・多菜、少塩・多酢、少糖・多果、少食・多噛、少衣・多浴、
少車・多歩、少欲・多施、少憂・多眠、少憤・多笑、少刺多鮮(囓り・噛む)」


【人生にたいする積極的態度】
 人生にたいする積極的態度は、結局、成功と失敗の繰り返しです。最後に成功する人は、失敗して状態で止めるのではなく、成功するまで頑張るだけことです。そのような人は、失敗を教訓として生かし、失敗による戦略的には大きく成功に近づきます。失敗によって縮み思考に陥らず逆に失敗をバネにした人達です。

  1. 先手の人生を歩む
  2. 失敗してもへこたれない
  3. 行動力;決めたことはすぐ実行する
  4. 計算した上でのリスクを果敢に取る
  5. 人を動かす力、動員力を持っている
  6. 適度な守りに目を向ける
  7. 自分の切り札で堂々勝負する
  8. 中途半端にしない
  9. 勢いに乗っている
  10. 不利な条件を有利に活用できる
〔要点〕
@リスクのない決定をしようとすると、守りを求める心が危険を呼びます。萎縮しないで伸び伸びとパワーアップしてこそのブレーキです。やってみなければ判らないことだらけですが、非常時のバックアップは大切です。
A一人だけでは大きい成功は出来ません、強力な助っ人を味方に社長上司を協力者に得るようにします。
B先手を取ろうとするあまり、守りがおろそかになったり、勇み足、あるいは及び腰になりがちです。また、相手の隙ばかりをねらうと、後手に回り、効果が小さくなります。「自己に厳しく、ごまかしを覚えると、進歩が止まり(宮本尊徳)
 下手な知恵を働かすより、勢いに乗るリズムを掴むことを重視します。


【先手の人生を歩む】
 先手の人生を歩むには、その日の終わりに翌日の準備、週末には翌週のスケジュール確認等々、運を待つのではなく、こちらから歩いていき、積極的に掴んでくることです。
 ただ、周囲の状況によって二番手が、リスクを避けるためによいこともあります。けれども基本的には、充実したネットワーク活用し、相手の出方を見て応対する姿勢から、先手を取っていく姿勢に、行動を積極姿勢に切り替えます。

  1. 後手に回ったときの非能率を考え、常に一歩先をいく
  2. 与えてくれるのを待っていない
  3. 周囲を引きずり回す
  4. 関心ばかりしておらず、すぐに次の手を考える習慣
  5. 迅速を旨とし、常に機先を制する努力をはかる
  6. じっくり構えるのではなく、先手を取ることを考える
  7. 問題は小さいうちに処理する
  8. 後手に回ったら、すぐに、先手に回るよう懸命に努力する
  9. 過ぎてしまったことをとやかく言わず、これからどうするかについて、素早く頭を切り替える
  10. 深く考えても仕方のないことは、いつまでも考えず、すぐに実行に移す
  11. 仕掛人としての積極性を持つ
〔要点〕
 「事前の一策は、事後の百策に勝る=リコー・大植社長」  先手に回るには、仕事を手早く処理する能力を要します。ダラダラと非効率的にやるのか、効率的に工夫するのか、取り組む姿勢が大切です。人と同じことをうまくやるのではなく、独創的な新しいことをつぎつぎに開拓していく働きが必要です。


【戦略・戦術の区別】

  1. 変動する状況下でも戦略を容易に変えてはならない
  2. 変動する状況下では臨機応変に戦術を変えていかなければならない
  3. 戦術的興味が戦略より優先し、戦略にプラスにならないことに熱中してはならない
  4. 戦略はじっくり時間をかけて選び、戦術の段階に入ったら一挙に実行に移す
    〔参考〕
    * 住友化学は3Sなるものを標榜しています。
    Select,Speed,Strongの3点です。
    戦略は、Select であり、戦術は、Speed,Strongとなっています。
戦略と戦術の区別
〔要点〕
 戦略と戦術の区別を一口で云えば、年間目計画の戦略に対して、月刊作業予定の戦術のようになります。
 また、戦略とは状況の変化があってもあわてず騒がず、じっくりと戦略達成に気を入れます。一方戦術の良し悪しの判断は戦略によることになります。

【人のやらないことをやる】
  1. つぎつぎと独創的アイデアを出す
  2. 常に意識して新しい試みる
  3. 卓越した先見性をもっている
  4. 人がいやがることでも喜んで行う
  5. 平凡なことでも非凡な情熱をもって行う
  6. 何か一つ人並み以上に徹底してやる
  7. 特殊技術を必要とする分野で勝負
  8. 優等生より一流を目指せ
  9. ピンチこそチャンス
  10. 改善案より抜本的対策
〔要点〕
 人のやらないことをやるというのは、非常識なことをやるということではありません。常識の逆を考え、出し抜くようなことを行動することです。常識的とか、平均的ではない、という意味です。常識的・平均的を平凡とすれば対称語の非凡になります。が、常識の逆が決して優れているものとは思えません。普段のやる気が源泉です。
 しかも、先見力を育てるような指導者の協力を得て、独自の情報網を構築する等バックアップ体制を構築出来るようであれば、なるほどと頷けます。これがそろわなければ、汚いもの、非常に疲れるもの、危険なもの etcに手を出せなくなります。
人と同じではダメです。エネルギー、時間、金、人のかけ方を、どれか一つ人並み以上に徹底します。 そのことによって資格・技能を活用できます。どこで自分の力を発揮できるかそれも認識できます。ピンチのとき、脱落したりやっと生きながらえるのは誰でも同じ普通の考えです。自分が苦しいときは他人も同じ苦しみにあってます。この時期に勝負をかけ、相手に差をつけたり、相手を味方に引き込む積極さを身につけます。「少しはまし」といった改善策では、すぐに人に追いつかれます。
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