「名工電器産業OBメッセージ集」編集企画
●「名工電器産業OBメッセージ集」
編集企画案
1. 与件の確認
(企画の前提条件)
@ タイトル
「名工電器産業OBメッセージ集・第5号
A 発行形態
名工電器産業の社員向けに3年に一度発行
B 編集内容
「定年退職したOB社員からメッセージ」の範囲を
越えてはならないが、取材形態は原稿依頼、インタ
ービュー、座談会など自由
C スペック
A5判、150頁程度。カラーグラビア入り
D 配布方法
全社員に無料配布。OB社員、社友各氏には1部五
百円で頒布(ただし今回は社長の意向でOBにも無
料配布)
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ポイント 新規の企画ではないので、先ず先例を確認
することからスタートしています。
2. 課題の抽出
⇒本企画書の本来の目的
@弊企画工房のモットー
AOBが在職中に伝えきれなかったノウハウや将来
への思いを伝える
⇒今回に限り特有の課題
@名工電器産業創立100周年企画と連動性を持た
せる
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A具体的には会社の歴史を「5つの時代」に区分けし、
各時代の代表となる意見を集約する
B「5つの時代の区分法」
(1)草創期(昭和○年から〜終戦)
「はしもと工業所」を設立
(2)復興期(終戦〜昭和○○年)
「ハシもと式モーター開発」
(3)名工第1期(昭和35年〜昭和44年)
「現社名に改称、家電市場に初参入」
(4)名工第2期(昭和45年を昭和54年)
「本格的な輸出業務を開始」
(5)名工第3期(昭和55年〜昭和64年)
「OA市場へ参入」
(6)名工第4期(平成2年〜平成13年)
「IT市場へ参入」
3. 内容の方向性
@「生証言」の重視
書かれた言葉よりも、生の言葉に重きを置く
A新世代との共感作り
社内における世代断絶の克服に貢献する
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4. ターゲットの設定
⇒判断材料の整理
@社長の年頭の訓辞より(1月)
「創立70周年を迎えるにあたり、特にこれから第一
線を担う20代の社員諸君に、ここで再び温故知新
の教えを説きたい」
A社長の新聞インタビューより(3月)
「新人や若手に、生きたノウハウの伝授が必要」
B社内報の新入社員アンケートより(5月)
「今、先輩から学びたいものは何か」という問いに
対して、「ピンチを切り抜けるノウハウ」と答えた
者が3割を超える
⇒重点ターゲット
新入社員を含む若手社員
※@ABから考察するに、本書はますます若手に読ま
れるべきであると判断する
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5. 本書の活用展開
⇒割増予算の活用
今号に関する予算が従来よりも多く割り当てられてお
り、本書の課題を達成するために、出版を核として立
体的な展開を図る
⇒展開の方向性
@レクチャー型イベント
執筆したOBに自ら講演してもらう
A展示型イベント
「草創期のOBを訪ねる」写真展など、本書の内容
をフォローする
B本書のビデオ教材化
本書をビデオ化し、ライブラリーとして社員に貸し
出す
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ポイント 割増予算を活用して、複合的で厚みのある展開
を図ろうとしています。
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6. 編集内容の構成
⇒編集方針
創立60周年記念号であることを意識し、5つの時代区
分に対応して、それぞれに特集的なスタイルをとる
⇒内容構成
@「OB、草創期を語る」
巻頭カラーグラビア・インタビュー
A「戦後復興の立役者は語る」
当時のOBによる座談会
B「はしもと工業から名工電器へ」
家電導入初期のOBによる原稿(寄稿)
C「新時代から……」
名工第2期・第3期のOBへの電話取材
DOBメッセージ(自由投稿)
E社長からOBの皆様へ
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ポイント 考えを明確にするために、「時代」を軸に編集
内容を整理します。
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7. 取材方法
@投稿募集に関しては各OBに手紙を郵送する
A寄稿依頼は山岸が訪問して行う
BOB座談会は本社会議室でビデオ収録する
(後で書き起こし)
C草創期OBインタビューは井出がプロアナウンサー
と打ち合わせの上依頼する
(収録テープからの書き起こし)
8. 配布方法
@社内には社内報配布の経路をそのまま用いる
AOBにはもれなく郵送する
Bただし、取材協力者には担当者が直接持参する
C社友・社外協力者には1冊贈呈時に10冊単位の購入
申込書を振り込み用紙と共に同封する
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ポイント 推進のポイントをごく簡潔にまとめています。
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9. イベントの概要
本書の出版とリンケージして、関連性のあるイベン
トを実施する
@OB公開ディスカッション
OB有志がステージに登場し、あるテーマについて
自由に意見を交換しあう
(1)参加者はこれまでの投稿実績を考慮して選出
(2)期生の比較的近いOB数人を1グループとし、3
組程度の登場を予定
A「5つの時代」パネル展
写真や社内資料、印刷物などを構成して、会社の生
の歴史を再現する
B「生きたノウハウ」ビデオ教材
OB座談会およびOB公開ディスカッションを録画
・編集して、ビデオ教材化する
(1)希望する社員に自由に貸し出し
(2)新入社員など若手向けの教育研修に活用
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ポイント イベントの具体的な内容について、アイデアを
掘り下げています。
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10. スケジュール
7月上旬 稟議書を社内広報委員会に提出
取材対象となるOB選定
中旬 OBに投稿呼びかけの手紙を郵送
パネル展への協力要請も並行
取材等の申し込み
下旬 取材活動(詳細日程は後日打ち合わせ)
インタビュー、座談会を実施
8月上旬 社長に取材申し入れ
パネル展展示物の収集を開始
中旬 取材活動終了、編集作業開始
下旬 原稿締め切り
9月上旬 入稿
10月1日 発行(社内配布、社外郵送)
上旬 「還暦祭り」に合わせてイベントを実
施
中旬 外部スタッフの協力を得て、ビデオ教
材を編集
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編集企画書の作成
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- 「名工電器産業OBメッセージ集」編集企画会議
1.与件の確認
※紙幅の都合により省略
2.課題の抽出
⇒本企画の目的
@当社創立以来のモットーである「温故知新」の実線 テキストとなる
AOBが在職中に伝えきれなかったノウハウや思いの タケを後輩に伝達する場となる
⇒今回に特有の課題
@名工電器産業創立60周年企画と連動性をもたせる (10月に還暦祭りが実施される見込み)
A具体的には会社の歴史を「5つの時代」に区分けし、 各時代の代表となる意見を集約する
3.内容の方向性
@「生証言」の重視
書かれた言葉よりも生の話し言葉に重きを置く
A新世代との共感づくり
社内における世代断絶の克服に貢献する
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- 4.重点ターゲットの設定
新入社員を含む若手社員
(社長発言、新入社員アンケートなどから総合的に判断)
5.編集内容の構成
⇒編集方針
5つの時代区分に対応して、それぞれに特集的なスタイルをとる
⇒内容構成
@「OB、草創期を語る」
巻頭カラーグラビア・インタビュー
A「戦後復興期の立役者は語る」
当時のOB、による座談会
B「都市電研から名工電器へ」
家電導入初期のOBによる原稿(寄贈)
C「新時代から…………」
名工第2期・第3期のOBへの電話取材
DOBメッセージ(自由投稿)
E社長からOBの皆様へ
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- 6.取材方法
- @投稿募集に関しては各OBに手紙手を郵送する
- A寄稿依頼は担当者が訪問して行う
- BOB座談会は本社会議室でビデオ収録する
- C草創期OBインタビューはプロアナウンサーに依頼
して実施する
- 7.配布方法
- @社内には社内報配布の経路をそのまま用いる
- AOBにはもれなく郵送する
- (今月号は社長の意向により無料配布)
- Bただし、取材協力者には担当者が直接持参する
- C社友・社外関係者には1冊贈呈時に10冊単位の購入
申込書を振り込み用紙とともに同封する
- 8.本書の活用展開
- ⇒割増予算の活用
- 今号に関する予算が従来よりも多く割り当てられてお
り、本書の課題を達成するために、出版を核として立
体的な展開を図る
- ⇒展開の方向性
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- @OB公開ディスカッション
- OB有志がステージに登場し、あるテーマについて自
由に意見を交換しあう
- (1)参加者はこれまでの投稿実績を考慮して選出
- (2)期生の比較的近いOB数人を1グループとし、3
組程度の登場を予定
- A「5つの時代」パネル展
- 写真や社内資料、印刷物などを構成して、会社の生の
歴史を再現する
- B「生きたノウハウ」ビデオ教材
- OB座談会およびOB公開ディスカッションを録画・
編集して、ビデオ教材化する
- (1)希望する社員に自由に貸し出し
- (2)新入社員など若手向けの教育研修に活用
- 9.スケジュール
- ※紙幅の都合により省略
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ワンポイント:企画の前段では、あたえられた目的や課題の確認、後段ではその課題を効果的に達成するための方法の立案が行われています。
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