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2014-06-28更新

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No. 1
書名 行きつけの店
著者名 山口瞳
評価 80
ジャンル エッセー
出版社 新潮社
評価日 2001/10/26
シビれるフレーズ  私にとって大事なのは、それが料亭であるとすると、そこの料理が美味い不味いよりも、店の雰囲気や従業員の気ばたらきのほうである。それと縁というものを大切にしたいと思っている。そうして従業員の気ばたらきのいい店の料理は、これはもう間違いなく美味なのである。
書評  山口瞳の文字通りの「行きつけの店」を紹介した本。行きつけの店といっても半端ではなく、どの店も、店の人と親戚同様の付き合いをしているのだ。数回行っただけで、行きつけと称してしまう自分が恥ずかしくなった。1軒でもいいから、こういう店を持ちたいと思った。
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No. 2
書名 温泉へ行こう
著者名 山口瞳
評価 70
ジャンル エッセー
出版社 新潮社
評価日 2001/11/30
シビれるフレーズ  湯の町別府から高原を越えると、そこは原始の国の桃源郷ー
 湯よし、料理よし、内儀よし。噴煙の阿蘇までがよかよか連発の旅。
書評  ご存知山口瞳の温泉紀行である。
 こだわりの人であるから、気に入らないとすぐに宿を変えてしまう。その基準というのが料理や風呂というよりもサービスする人の心意気みたいなもので判断しているところが、一般のガイドブックと一線を画すところだろう。
 たしかに、うまくない料理や汚く狭い風呂であっても宿の女将の人柄によってまた来たくなる宿というのはある。人を見る達人が選んだ、これらの宿に行きたいと思うが 10年以上前の文章なので、今どれだけ残っているか。
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No. 3
書名 江分利満氏の優雅な生活
著者名 山口瞳
評価 60
ジャンル 小説
出版社 新潮文庫
評価日 2002/03/25
シビれるフレーズ  たとえば、ある街に住んで、近所に一刻者だけどうまい職人がいる散髪屋があるとか、7時以後は水が悪くなるから冷奴は食わせねえなんかいう飲屋があるのはウレシイものだ。
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