貝がら山遊園

川口グリーンセンター

●概 要

 昭和41年開園の、川口市立の植物園です。園内にはさまざまな植物が植わっているほか、大きな芝生の広場や大規模な滑り台などの遊戯施設、かなり本格的なミニ列車などがあります。台地の突端にあるという地形を活かして、雑木林のようなうっそうとした坂道があったり、散歩するのにも良いところです。

 見応えがあるのが大噴水と大温室です。大噴水は毎時ちょうどにうちあがるもので、大小多数の吐出口や滝からいろいろなパターンで水が噴出します。大温室のほうは既に巨大になった熱帯植物が元気よく育っていて、見応えがあります。

 ぎむぎむはおよそ40年前に幼稚園の遠足でここを訪れており、当時の写真を見ると、大噴水も温室も、40年前と今では全く変わっていないようです。鉄筋コンクリート製のものではありますが、既に川口の歴史的建造物といえるのではないでしょうか。

 一般の入園料は¥300ですが、¥1000で年間パスポートが買えます。

駐車場あり トイレあり おむつ交換台あり ベビーカー可能 授乳室あり 食堂あり 飲料・軽食あり


●案内

料金

 入場料金 大人¥300、子供4歳〜中学生¥100

    ただし年間パスポート(大人子供とも¥1000)で、入場料1年間無料

 ミニ鉄道 ¥210

駐車場

 あり。無料。第1〜第3まであり大きいですが、夏季に隣接するプール開催日は混雑します。

トイレ

 あり

授乳室

 奥の「わんぱく広場」(遊具がいろいろ置いてある場所)の片隅にある、木造の小屋です。

食事・飲料

 レストランは1ヶ所あります(入ったことは無いのですが)。また奥の「わんぱく広場」の近くで、フランクフルトやポテトフライなど売っています。飲料の自動販売機は何カ所かにあります。

Webサイト

 http://greencenter.1110city.com/index.html

写真1 写真2
写真3 写真4

●その他

遊具について

 わんぱく広場という一角に集中しておかれています。ローラー滑り台のある大きな遊具を中心に様々なおもしろい仕掛けがあって、休日に行くと幼稚園〜小学校中学年ぐらいの子供が大勢キャーキャー行ってはしゃいでいます。遊具は3歳ぐらいの子であれば登って遊べますが、反面、小学生ぐらいの子も駆け回ってますのでちょっとヒヤヒヤします。

 滑り台はこのほか斜面にそって作られた金属製の長いものがありますが、広場中央の塔に、かなりのスピードでぐるぐるとスパイラル状に滑り降りる「展望すべり台」という本格的なものもあります。

ミニ列車について

 すんません、ここだけ熱いです(苦笑)

 ここのミニ列車はかなり本格的で、マニアの間でも有名です。いわゆる5インチゲージの遊覧列車で、園の一部「わんぱく広場」エリアの外周に「P」字型に線路があるのですが、全長で600m。途中には緩やかながら上り坂あり、トンネルあり、鉄橋あり、さらに遊歩道と何カ所か交差するところには遮断機つきの自動踏切さえあり、踏切の少し手前には警笛の標識があるなど本格的です。鉄橋を渡るときには本物のガーター橋を渡っているかのような音さえします。

 始発駅には立派な駅舎があり、自動券売機で切符を売っています。なお、グリーンセンターの各施設は入場料以外無料ですが、ここだけは有料です。

 主力の車両は、宝くじの共済金から寄附されたらしい新幹線で、E2系とE3系を模した前後の先頭車(バッテリー機関車)が数両のトロッコを挟んで走ります。同じくE4系を模ったもの、ED200型という機関車(モデルニクス社製?)もあり、3編成で順繰りに運転しています。客が乗るトロッコのほうも精巧な台車を履いていて、総括制御でのプッシュ・プル運転のためか制御用の引き渡し線さえ備えています。E2とE3のペア編成以外は、P字型の路線を一周走ってくると前後逆になっていますから、ターンテーブルで転回という風景も見られます。

 またさらに…毎週金曜日には、なんと蒸気機関車が登場します!ありがちなバッテリー機関車ではなく、本物と全く同じく石炭(コークスか?)を燃やし水を沸騰させ蒸気の力で走るものです!

 これは地元の有志のおじさんたちが自作し走らせているもので、先のE2系やE4系編成に混じって4つめの列車として走ります。乗る列車は並んだ順に限られるルールなので、SL列車に乗れるかどうかは運次第です。

 新幹線同様一周廻って来ると当然前後逆になりますが、バック運転なんて無粋なことはしません。いったん客車を切り離し、ターンテーブル!で向きを変えて前に出て、ポイントを切り替えバックして、連結し直すのです。このため機関士のおじさん以外に別の鉄道員(笑)のおじさんも出て、連結の補助と安全確保します。

 本物のミニSLが、毎週走り、しかも切り離し、方向転換、再連結なんて本物さながらのシーケンスが見られるのは日本の中でもここだけではないでしょうか。

 また空転防止装置付きの新幹線と違い、子供が鈴なりに乗車すると発車時や上り坂では何度も空転させたりしますが、これはこれでけっこうリアルです(本物でこれをやらかすと、線路や車輪を痛めるため大目玉だったそうですが)。運転すると、マニアさんたちがカメラ持ってやってくるほど。鉄道好きのちびっ子にはおおウケ…というか、パパさん方のほうが熱くなっているようです(笑)

 ちなみに、写真撮るなら鉄橋のS字カーブがオススメ(爆)

そのほか

 おむつ交換は、園内にいくつかあるトイレの多目的トイレで、パパママともできます。

 園内にはレストランもあり、焼きそばやフランク程度の軽食も売っていますが、ちゃんと食べたいならお弁当を持参したほうが良いでしょう。休日には園入口近くのお寿司屋さんが美味しそうなお弁当を売っているので、これを利用しても良いでしょう。飲み物の自動販売機は園内にあります。

 そのほか、年間パスポートというものもあり、年に4回以上行くならこっちがお得です。


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