蔵王やルスツと並ぶ最大規模のスキー場。標高はさほど高くありませんが土地柄積雪が多く、シーズンは長い。首都圏から日帰りもできますが、行くなら泊まりがけで堪能を強くおすすめ。それだけ楽しめる規模と内容が充実しています。
ここは所謂「温泉街」がきっちり残っていて、大湯をはじめとした共同浴場がいくつもあることもあり、アフタースキーも楽しい。ぎむぎむは2011年と12年、およそ20年ぶりに訪れましたが、20年前と全く変わっていない様子に歓喜しました。懐かしい温泉スキー場の賑わいが今もあります。
トップに立てば白銀の世界で遠くに日本海、趣向を懲らしたイベント、最長10kmに及ぶロングラン、足腰がガタつきハアハアゼイゼイの壁(ボードでこういうコブだらけの荒れた急斜面を下る面白さ!わかるかな?)、そして木造の共同浴場で熱い湯に浸かり、温泉街で酒屋の試飲と土産屋の物色とバラ売りしてるリンゴを丸かじり…嗚呼日本の休日!って感じです。
日影ゲレンデ、上の平ゲレンデに子供用施設が集中していますので、自ずと日影ゲレンデがベースになり、宿をとるのならその麓が便利です。但し日影ゲレンデ麓は道が狭く乗用車が入るのが精一杯のうえ曲がりくねった道や急坂が続きますから、運転に不慣れな方は注意してください。
上記の事情からか日影ゲレンデ麓には駐車場は無くシャトルバスも無く、日帰りの場合は長坂スキーセンター付近などにクルマを停めることになります。ただしハイシーズンならばご安心を。長坂ゲレンデ−日影ゲレンデ間に「ナスキー号」という、スノーモービルで牽引する親子連れ限定のソリが走ります。
ゲレンデは全体的に初心者用コースと上級者用コースが極端で、少しの斜度があるコースはごく一部しかなく、ちょっと滑れるようになった子にはもの足りないかもしれません。幼児などスキー0〜2年目ぐらいの子と、小学校高学年などでスキー中級者クラスの子ならば、かなり楽しめると思います。
ハイシーズンで大人一日券が¥4600。未就学児は有料者同伴に限り無料。キッズパークは無料です。詳しくはウェブサイトを参照ください
あり。有料。
あり
授乳室は日影インフォメーションセンター2階のキッズ休憩スペースに併設されています。女性専用です。男性が授乳したり寝かしつける場合は、そのキッズスペースに至る廊下の奥の方に、椅子が並んでいて静かな場所があります(経験済み)。
おむつ交換台はありますが、女性用便所に併設です。男性の場合、上記した日影インフォメーションセンター2階のキッズ休憩スペースもしくはそこの廊下の椅子を利用すると良いと思います(経験済み)。
あり。混雑度はスキー場としては「やや空き」。大小様々な食堂があるので。
日影・長坂ゲレンデから上がった先の上の平で、飲食店主催の雪上車によるオフピステ散策ツアーが毎日開催されています。webサイトからの事前予約が必要ですが、途中2ヵ所の降車を含み所用時間約30分で、おじさんのガイドつき。飲食店のワンドリンク券つきで¥500とリーズナブル!体験したところとても良かった。オススメ!
毎年3月第一週末に「灯明夜祭り」が開催されます。様々なイベントの後、トリは雪上花火大会で、これがどうしてどうして!圧巻!素晴らしい!これを狙って訪れてみては如何でしょうか。ぎむぎむ家は2年連続で狙いました。ちなみに地酒が無料で振る舞われるのですが、あっという間に底を付くので、飲みたければ早めに。2回参加してわかったのはスキーウェアファッションショーをやってる間あたりで底を付くようです。ぎむぎむは2年目にしてありつけました。プラ製のコップにけっこうなみなみ。真面目に旨かったっす!
上信越道飯山ICを下りてR117を約30分です。地図を見ると早々に千曲川を渡り県道を進んだほうが早いように思えますが、道幅と除雪の状況から国道をずっと走ったほうが早いです。
なお、関越道塩沢石打ICを経由したほうが早いとの記述もありますが、関越トンネル前後のチェーン脱着確認で渋滞があったり、新潟長野県境の日本有数の豪雪地帯を抜けるなどリスクがあるため、子供連れなら「時間が読める」上信越道経由をオススメします。