北海道の世界自然遺産、知床半島に点在する5つの湖を巡る遊歩道です。木道がよく整備された原生林の中を歩き、5つの小さな湖をまわります。途中野生動物と出会うことも珍しくなく、ヒグマの生息地のまっただ中に突入するわけで、「高架木道」という高架橋以外の地上に降りる場合には、当日入園前にレクチャーを受講することが義務付けられています。
冬季は閉鎖され、開園後は@植生保護期(〜5月)、Aヒグマ活動期(5月〜7月)、B植生保護期(8月〜10月)、C自由利用期(10月〜閉園)で入場の方法が変わります。
@植生保護期は除雪が終わり次第、高架木道は自由に、地上歩道は有料のレクチャーを受けた後に入場できます。
Aヒグマ活動期は高架木道は自由に、地上歩道は有料のガイドツアーに参加しガイド同伴でのみ入場できます。
B植生保護期は高架木道は自由に、地上歩道は有料のレクチャーを受けた後に入場できます。
C自由利用期は高架木道、地上歩道とも自由に入場できます。
レクチャーとガイドツアーは、事前に予約が必要です。これは自然保護のため、いちどに入場させる人数に制限を設けているためです。それだけ、地上歩道は原生林がほぼ完全に保護されており、今まで訪れたことのある自然歩道としては最高と思います。
訪れるならば、是非時間を作って最長の「大コース」を歩くことをお勧めします。高架木道だけに比べ、ケタ違いに素晴らしいです。1周3km、アップダウンはあまりありませんが、運動靴必須です(スニーカーで十分です)。当時幼稚園年長のぽん介は、わけなく歩き通しました。3歳児ぐらいだと厳しいと思います(よほど元気のある子は別ですが)。所要時間公称「1時間半」ですが、ぎむぎむ家は寄り道が多かったのか、3時間近くここに居ました。
尚、途中にトイレはありませんので注意。
制約、ルールなどがきっちり決まっていますので、知床五湖のWebサイト(下記リンクあり)をよく読んでください。
高架木道のみ(一湖のみ行かれる):無料
地上歩道(ヒグマ活動期以外で全部の湖をまわれる):大人¥250、子供¥120
ガイドツアー(ヒグマ活動期に地上歩道を行くとき):¥4000〜5000
あり。乗用車1日¥410。
あり。但し入口のフィールドハウスにのみあります。
授乳室はありません。おむつ交換台は入口のフィールドハウスのトイレにあった・・・ように記憶してます。すみません、確認してください(^^;
売店で飲料と、多少のお菓子程度が売られています。
ガイド同伴無しに地上歩道に入ることができる植生保護期でも、クマが目撃されることがあり、クマ避け対策についても事前レクチャーを受けます。その方法は、見通しの悪そうな場所に来たら「ホイホイホイ!」と声を出して、こちらの存在を知らせるというもの(出会いがしらでびっくりすると襲ってくることがあるが、事前に人間に気づけば熊のほうが逃げる)。ぎむぎむ家ではそうした場所に出る度、ぽん介に「熊さん通りますよー!」と声を上げさせてました。