SAMANTHA
またまた写真集はついてるわセルロイドのカバーはついてるは、イギリスでレコーディングするは、やたらとゴージャスなアルバム。森若さんが色鉛筆で描いたイラストもついてます。ゴーバンズの築き上げてきた世界のひとつの到達点ともいえるでしょう。
そして、フルアルバムとしてはこれがポニーキャニオンからの最後のアルバムとなります。後から思えば、残念ながら、これを最後にゴーバンズが世間の多くの人の意識から急速に遠のいてしまった、という意味でも転換点なのでしょう。
'91年3月3日発売
サマンサ
- 「奥様は魔女」最近再放送やってませんね。アメリカの連ドラですが、主人公のサマンサは魔女(でも悪い人ではありません。全く)。唇をちょっと左右に動かすと魔法を使うことができる。でもちょっとオマヌケなご主人は気づいてない、という爆笑コメディーでしたよね。
ダイエットファイバー入りジェラシードリンク
- ワタシよりスリムな彼女に対するジェラシー。彼のお気に入りは彼女の方。ダイエットしなきゃいけないのは、ワタシのカラダなのか、ジェラシー燃やしちゃうハートなのか。この歌詞のレトリックはなかなかよくできてると思います。
BYE・BYE・BYE
- 3年間の大切な恋愛の最後の日を、せつなく美しいメロディーに載せて歌った曲。とめどなくあふれてくる彼との思い出を、12回連続同じメロディーで表現しているリフレイン、聞いたことない人がいたら是非聞いてみて欲しい。これはもう不朽の名曲。 シングルカットされました('91年2月21日発売)が、こういう曲がヒットしてくれたらいいのになぜ...?
浮気しよう!
- この曲がなんとBYE・BYE・BYEのカップリング曲です。あんなせつない別れの次は、彼女のいるオトコをねらって「浮気しよう!」と呼びかける・・・女はスゴイ。強い。もうかないません。
恋のメラメラ
- 斉藤さん作品。 斉藤さんがオトコをメラメラにしてくれるのかと思ったら、オトコが彼女をメラメラに燃やさないといけないんですね。ハードル高そう...
Thank You→ PUNKS
- カタカナで書くと「サンキュ→パンク!」です。何が言いたいかとゆうと、ロゴの中に矢印をつかいたがるのは、THE WHO以来のブリティッシュ・ロックの伝統なんですね(とぼくが勝手に思ってるだけかもしれませんが)。ぼくが高校生のときにやってたKINKSのコピーバンドはTHE FAKESって名前をつけて、Kのタテ棒はやっぱ矢印になってたりしたワケです。で、やっぱ高校生のとき、ピストルズのアナーキー・イン・UKやゴッド・セーブ・ザ・クイーンやマイ・ウェイ(シナトラに合掌)をコピったりしたワケです。てなワケで偉大な先達への畏敬・尊敬の念には大賛同しちゃいます! でも、バイバイ・パンクスなんですね。
ピンクのドレス
- これまたフシギな森若空想ワールドのお話。悪魔の誘いに乗るとコワイことが起きる...
ヒステリック・チャームス
- 彼女はときどき発狂しちゃうんだけど、こういう時オトコは冷静でなくちゃね。一緒にテンション上げてしまっては収拾つきませんから。
自転車に乗って
- 片思いの彼氏の家まで思い立って真夜中にこっそり家を抜け出して自転車で行ってみる。ドキドキしながら、彼の家に着いてみると・・・。ゴーバンズは片思いの歌も多いけど、これまたほんとに逸品。細かいギターのカッティングが自転車の雰囲気をうまく表現しています。
旅日記
- これ谷島さんのネコちゃん話。このアルバムの中では、谷島−ネコの歌、斉藤−高めのイイ女・・・ん〜わかりやすい。
モンスターブルー
- 曲はレゲエ。中身はさみしがりで臆病なモンスターの話。 このモンスターはもしかすると後にリサイクルヒッツに出てくるピンクレディのモンスターと同じなのかも知れません。
ラッキースター伝説
- ゴーバンズの3人の運命の出会いが歌になりました。また3人揃ってお目にかかれる日よ、再び・・・
CREAM SODA・MELLON SODA
- もうとにかくウップン全部はらしちゃおう!って感じの景気のいい歌。
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