2001年8月4日(土) 下北沢club QUE
3-10chainに森若さんが加入以降、5月から11回に及ぶライブ、とりわけ、7月28日(土)からの一週間で名古屋、大阪、福岡、徳山、広島、下北沢と機材車で駆け抜ける"悩殺!ハローツアー!"のラストがこの下北沢。前回5月19日に市川で見たときははっきり行って「借りてきたネコ」状態だった森若さんが、どんな感じになっているが楽しみ。
オープニングはパンチUFOさんのDJ。結構笑って雰囲気もほぐれる。個人的には大音響で「雨上がりの夜空に」をかけてくれたので、完全にロックなモードのスイッチがオンになってしまう。
3-10chain登場!水戸さんの「HELLO!下北!」の一言のあとライブスタート!
イェ・イェ いきなり客席はこぶし突き上げ、スゴイ状態!
森若さんはおなじみの赤地に白の水玉のノースリーブのワンピースに銀のサンダル。ロックする女性って、大抵ワイルドなイメージの男っぽい服か、宝塚のお姫様みたいになっちゃうんだけど、ちゃんと普段のオシャレな姿で森若さんはロックしているんだよね。ギターは最近おなじみのテスコスペクトラム5。
? a go-go
ファンタジック 水戸「こんばんは3-10chainです!5人そろって3-10chainどうぞよろしく!」
東京ガーデン 水戸「ファイナルということで張り切ってます!。このツアーはね、夏風邪との戦いでね、夏風邪と戦いながらがんばって来ました。ツアー出る前の日まで風邪ひいてて寝込んでてね、近所に素敵なお医者さんを見つけて、最近はお医者さんもあんまり注射打ってくれないんですが、これが良心的な医者ってことになってるんですが、二つ返事で注射を打ってくれるという(笑)。ありがたいお医者さんで。しかも、薬もびっくりするぐらい出してくれる。6種類の薬出るからね。7度ちょっとの微熱でいっても6種類。で、『症状は?』とかって聞かれて『のどの痛みと頭痛です』ってはっきりはきはき答えたのに、案の定、鼻詰まりの薬とせきの薬が入ってた。6種類飲みながらがんばって来ました。」
水戸「で、集合したら澄ちゃんも風邪ひいててね。ありゃりゃって、二人で何とか直しながらがんばって、『直った、よし今日からがんばろう』っていったら、ウッチーとみのんちょがひいててね、ありゃりゃと思って。最終的にはスタッフも二人ひいてね、機材車中ゲホゲホゲホゲホいってるのに、森若さんだけが元気で(笑)。全然マスクもしてない。最後に機材車の中で一人でケラケラケラケラ笑ってる(笑)。『機材車が揺れてみのんちょがガクガクするのがおもしろい』(笑)」
(森若爆笑)
水戸「ガクガクして『アハハハハ』。『おもしろい』っていわれてもね(笑)。機材車が揺れてるんだから。みのんちょがおもしろがらせてるんじゃないんだから。」
森若「みんなすごい弱ってたんですね。風邪をひいてて。」
水戸「そりゃ弱るさ。」
森若「私だけやっぱり平気だったんですね。やっぱりっていうか『バカなんじゃん』って思ったんだけど。揺れ方が…」(腰を動かしながら激しいヘッドバンギング状態で、ドラム佐藤みのる氏が風邪をひいて弱っていて、機材車の揺れとともに頭がガックンガックンいってしまう様を実演。)「ハンパじゃなかった(笑)。」
水戸「確かにおもしろかったけどね。ヘッドバンギング。『ノッてるね』みたいなね。夜中の3時の東名高速で。」
(この間、森若さんはヘッドバンキングの実演を繰り返し、一同爆笑。)
水戸「そんな感じでがんばってきました!」水戸「でもね、一応やってみるもんでね、やっぱ、バツグンに良くなりましたよ。ワンツアーやると。バンドらしくなったというか、噛み合ってきたというか。こう、なんか、かなりイイところまで行くんじゃないですか。今の俺たちのテンションというか状態で、これだけ超満員の客の前でやったら、スゴイことになると思うね。花火大会を超えるような…」(ちょっとヤバイぞ!)
水戸「何かが起こる。そんな予感がする。行くところまで行きましょ。みんなね、あとでおうちに帰って思い出してから恥ずかしくなるくらい。『あーあんなことをしてしまった、あのときのアタシ』ぐらいまで行こう。ていうか、人生の要所要所で思い出して、10年後20年後『あー10年前のアタシ』みたいな。眠れない夜とかにね。叫びたくなるような、そんな思い出を作ろう。楽しんでくれよ!楽しんでくれよ!楽しんでくれよ!楽しんでくれよ!(絶叫) {ナミダ}2(ナミダの自乗)」
{ナミダ}2 客席も「オッケー今日も最高だ!」のところで大合唱の盛り上がりまくり。
Spin Spin ギター澄田氏が「スモーク・オン・ザ・ウォーター」や「雨上がりの夜空に」のリフを弾いたりしてじらしてから次の曲へ。
Romanticが止まらない 森若さんとベースの内田さんは「DON'T STOP」で手のひらを突き出すポーズでキメ。客席も当然呼応。
…A イントロが始まると森若さんがギターを置いて、マイクを握って水戸さんとステージ中央でツインヴォーカル。リフにあわせたダンスは二人ですっかりシンクロ。森若ファンとしては一番の見所。
水戸「サンキュー森若香織!」
客席からも「モリワカー!」と(野太い)声が飛ぶ!
水戸「熱いね。熱い。『地球温暖化』という言い方をするけどね、『温暖化』というと何かいいことのような気がする。『愛媛県は気候が温暖でみかんがたくさん取れます』ってときの温暖化だからね。『地球灼熱化』とかね。…すごいリアクション薄い。環境問題関心ゼロ!」
水戸「よし、犬と夕暮れ。」
犬と夕暮れ 水戸「熱い。あの、シーンとしてると楽器がバチャバチャ言う音がウルサイので、『キャーキャー』とか言っててください。」
(客席からすごい勢いで「キャーキャー」という絶叫が飛び交う)
水戸「『モグモグ』とか。」
(客席からすかさず「モグモグ」と声がかかる)
水戸「何食ってんの?『空気!』」
(一同爆笑。森若さんはまじめな顔をしてチューニングに専念。ときどきポイントで水戸さんのMCにウケてニッコリ。)水戸「えー、ツアー行ってきました。もちろん、『HELLO…』セカンドアルバム引っさげて行って来たんですけども。案の定ね、発売と同時に全国的にレアアイテム化している(笑)。会場売りが売れる売れる(笑)。ビックリするくらい、『会場のみか!?』というくらい。そういう意味では目先的には非常に機嫌の良いツアーだったというね。長期的には見るとあれ〜と、冷静に思うんだけど。『すっごい売れたよ』って毎日明るい話題。瞬間的には『スゴイね!そんなに売れたの!』って。そんな感じのツアーでした。」
水戸「でね、まココでいろいろ全国的には『買ってね』トークを繰り広げるのですが、まあまあ、東京は発売前からずいぶんやってるので、特にいまさら押してもね。買ったヤツは買っただろうし。メンバー紹介とかでもしましょう。」水戸「え〜もうね。いきなり、見事に馴染んでくれました。モリワカ担当、森若です!。」
(森若さんに客席からすごい声が飛ぶ!)
水戸「何かね、ずーっと居るみたい。やっぱ、人として強いね。」
森若「風邪もひかなかったしね。」
水戸「いやいや。なかなか大したもんだと思いますよ。」
水戸「福岡ではご両親もいらっしゃいましてね。ソックリ夫婦なんですよ(笑)。親子はそうでもないかな、夫婦が似てるんだ。なかなかね。ご祝儀とかもらったり。」
(客席「おー」)
森若「私のゴーバンズのって、一度も見たことないんですよ。それなのに『こうこう、こういう人とやってる』って言ったら『どういう人とやっているか、見に行きたい』って。そう、水戸くんのことはウチに帰ったら『華ちゃんはおいくつ?』って」
(一同大爆笑。これが『』の中身のお母さんのせりふが芝居仕込みの声色だからやたらと笑える。)
森若「ビックリしたよ。いきなり。」
水戸「それが翌朝になるとね。」
森若「『はっちゃんは…』」
(一同さらに大爆笑。客席から「はっちゃーん」と声が。)
森若「健康ドリンク、栄養ドリンクかなんか『これ、はっちゃんに…』って。」
水戸「一度も言われたことないよ。『はっちゃん』って。わしゃタコかって。」
(一同また大爆笑)
水戸「そんなおもしろ家族でした。やっぱり、やっぱりっていう感じの。」(とりあえず長くなったので、今回のレポはいったんここまででアップします。
続きは改めてアップしますので、どうぞお楽しみに!)