早戸川 原小屋沢ー榛の木丸      平成16年12月8日

コース 魚止橋7:00ー伝道ー雷滝8:25ーカサギ沢出合9:05ーガータゴヤの滝10:10ー
原小屋平12:10ー12:30姫次13:10ー榛の木丸13:50ー魚止橋15:05


バケモノ滝 左を巻く
前夜に丹沢観光センターのゲートまで入る。ゲート前広場には大きな石が沢山置いてあり、回転するのがやっと位です。嫌がらせの感じがします。少し戻り、道幅の広いところに駐車して、車のガラス越しに満天の星を眺めながら焼酎のお湯割を飲む、あとは寝るだけです。朝7時発、歩くには丁度よい気温です。伝道から山道に入り、伝道沢を渡り、造林小屋の前に着く。桟道を幾つか渡る。今冬に登った白馬尾根の笹の斜面が朝日で光って見える。早戸川に下りて丸木橋で対岸に渡る。上流の2個の橋は流失していた。足首まで浸かりながら渡渉をして大滝沢の出合で雷平となり、その先で中ノ沢と出会う。F1は右を巻き、雷滝につく。左の市原新道よりを小さく巻き滝上に出る。沢は左に曲がる。

3段20m滝 右を巻く
3連のナメ滝を越えるとカサギ沢の出合になる。カサギ沢には2条4m滝がかかり、水量も多く、遡行したい気分になる。その先で円筒形のバケモノ滝が出てくる。見上げてから左側を巻いた。きれいなナメ滝を連続して越えると、左にガレた枝沢が入ってくる。この先に、3段20m滝が出てくる。右側を巻き下り口にシュリンゲが残地されているが使わなくても降りられた。右側に5mのナメ滝を持つ枝沢が落ちている。その先、10m滝は右を巻く。ボッチ沢の出合でガータコヤの滝が落ちている。左を巻いて、滝口にある古いクサリで下りる。左壁に長い鎖が取り付けてある滝はクサリを使って超える。1:2で又兵衛沢が出会い、その先のテン場跡の陽だまりでのんびりと昼食にする。テン泊したい気分のところです。熱い鍋焼きうどんがうまい。

ガータコヤの滝
左にCSを持つ枝沢を見送ると、木の根元から水が湧き出している枝沢を右に見る。その先、左側から大きめの涸れ沢が合う。テープに沿って右を行く。2本続けて右側に枝沢が入ってくる。直ぐ先でスラブの枝沢が合うと右に水場が出てくる。塩ビ管から勢い良く水が出ている。津久井丹沢救助隊と書かれた朽ちかけた標識と水場の文字が見える。ここからは植樹帯になり、枝沢が多くなるが踏み跡とテープに沿って登ると原小屋平の標識が立つ、テン場に飛び出す。きつい登りを息を整えながら登り、姫次に着く。ここからの富士山は格好が良く、今日もいい姿を見せてくれた。のんびりと沢靴を履き替えていたら若者が一人青野から登ってきた。榛の木丸まで快適な道で、スキップでもしたくなる。

榛の木丸
「榛の木丸1312m」の標識が木に付けられた処で尾根が分かれていて間違えやすい。右の尾根は造林小屋に行く。左の緩やかな尾根が1292mに向かう尾根です。こちらを行きます。1292でも、尾根が分かれている。ちょっと迷ったが右の尾根を下ると直ぐに真新しい仕事道が出てきた。これに沿って尾根を下ると間違えることなく魚止橋のヘアピンカーブの林道に出た。キュウハ沢の偵察をするため塩水橋に寄り道してからリッチランドの露天風呂に行ってみる。露天風呂は照明が少なく薄暗いのですきっとした気分にはなれない。水を避け、滝の見物をしながらの沢沿いの登山道を歩いた感じです。榛の木丸経由の下山道も歩く人も少なくこのままの状態で残したいのですが、新しい仕事道が今後、どうなるのか気になります。