日川 曲り沢   平成16年12月8日

コース 甲斐大和駅10:50ー(タクシー)−11:15林道終点11:35ー14:00登山道14:20ー
曲沢峠14:50ー林道終点15:25ー16:30甲斐大和駅


林道終点に出来た堰堤
奥の堰堤が曲沢峠からの沢、手前の堰堤が曲り沢
丹沢の原小屋沢に行く予定で、三鷹駅に集合する。しかし、雨の上に、荒れ模様の天候のため中止となる。このまま帰るのにはもったいないので新宿にでてコーヒーでも飲みながら考えることにする。交通便の良い谷太郎川の水ノ尻沢か曲り沢にでも行こうと、先ず小田急に行ってみると強風で不通です。そこで、曲り沢にして、甲斐大和駅に向かう。あとで知るのだが、この日は12月に真夏日となる、異常な日で、中央線も乱れている。地図を手に入れようと高尾駅で降りたが、10時にならないと店が開きません。大月駅で乗り変えの時にホームにあった観光地図を見つけた。見ると曲り沢周辺が出ている。相棒が行った事があるのでこれで行くことが出来ることになった。甲斐大和駅でタクシーを呼んで、田野集落から林道終点まで行ってもらう。(タクシー代1880円)終点の広場には真新しい堰堤が出来ていた。曲沢峠への登山道の標識があるが、我々は左の曲り沢に入る。



大石が二つ並ぶ滝
玉玉の滝と呼ぶことにした
入渓して10分で、お城の石垣のような2m滝に会う。その先は緩やかなナメの階段が続き、気持ちのいい所となる。右から2:1の枝沢が会うと、その先で大岩が2個乗る滝となる。左右から枝沢が入ると、小さな斜滝が出てくる。1〜2mの小滝のナメが続き、その先で、中州になる。左に2本続けて枝沢が入り、その先で右より2本続いて枝沢が入る。100mのナメとなり、写真を撮りたくなるところです。右に2本の枝沢が会うと、その先で二俣になる。ここは左俣を進む。ナメの小滝が数個続き、二俣になる。ここは右に行くと、三俣状になったところに出る。左の沢を行く。ボサが気になるようになってくる。この先、右、右と行き水ノ涸れる二俣になったら左沢をつめる。この辺から傾斜が急になり、やがて、砂混じりの泥壁の急斜面を登り、支尾根に取り付く。左に20mで登山道に飛び出す。ちょうど、曲沢峠への案内標識のところに出た。1400m付近です。

中流部のナメ
出だしが遅かったので心配したが、予定通り14時に登山道に出ることが出来た。暖かいコーヒーを飲んでから曲沢峠に向かい、峠より田野に下る。初めて通る道です。下り出して直ぐに沢沿いの道になり、やがては沢下りとなってしまう。渡渉を繰り返しながら朝、沢仕度に代えながら見た堰堤に出た。この間、数多くの堰堤が作られていて、自然の滝は一つもありませんでした。何とか自然を残す方法は無いものかと残念です。バス停で時間を見ると駅に向かうのも、やまと天目山温泉に行くのも一時間以上待つので甲斐大和駅まで歩く。駅に入る前のコンビニでアルコールを買い込み電車に乗る。上野原でお風呂に入るつもりが、気がついたら通り過ぎてしまい、本日は風呂無しで、帰宅となった。滝らしい滝はないがこの時季にのんびりと歩くにはいい沢でした。今度は大谷ヶ丸に詰めてみたいものです。