笛吹川 東沢釜ノ沢 マヨイ沢   平成16年9月11日〜12日

コース 西沢渓谷駐車場ー鶏冠谷出合10:00ー金山沢出合13;30ー15;30テン場7:00ー
7;40マヨイ沢出合ー8;40二俣、左俣ー10;45鶏冠尾根ー鶏冠谷ー16;00駐車場


ホラ貝のゴルジェ
塩山駅で高城さんと合流して、西沢渓谷の駐車場に移動する。観光客と一緒に西沢の分岐のつり橋まで歩く。ここから通行止めの札があるが、そのまま通過させてもらい、東沢に降りる。2回の渡渉で鶏冠谷の出合につく。鶏冠山登山口の立派な標識が立てられている。左岸の登山道を行き、ホラ貝沢で橋が怪しいので沢に下り、ホラ貝のゴルジェを覗いてから登山道に戻る。以前は無かった、登山道への戻り道が出来ていた。山ノ神で沢に下りて、遡行を始める。両側から落ちるナメ滝を鑑賞しながら、二俣に着き、休憩をする。釜ノ沢に入るとすぐ魚留の滝となる。前はここに足場にする木が立てかけてあった憶えがあるが見当たらない。左のスラブの割れ目を利用して、這い上がる。あとは千畳のナメをひたひたと歩く。その先、幾つかの滝は問題なく超えられる。7mの曲がり滝は右側を巻き、巻き終えた先でいいテン場を見つけたので、ビバーク地と決めた。ザックを降ろしていたら、8人のパーテー(相模○○会)が抜いてゆきました。西俣を詰めるそうです。

千畳のナメ
時間も早いので沢山、薪を集めて盛大な焚き火をする。テン場で採れたフチドリツエタケを味噌汁に入れて食べてみた。いい味だ。星空も見えてきて、明日の天気も良さそうだ。今回はテントで雨と、虫の心配も無く眠る事が出来た。2日目、10分も歩くと、両門の滝となり、親子連れに追いつかれる。写真を撮ってから右の踏み跡を、滝口の上部まで上がって、滝口に下りる。ヤゲンの滝が正面に見えると、右にマヨイ沢が入り込む。階段状の滝が2個続く。一部崩壊した滝を過ぎ、階段状の小滝を越えると、二俣になる。左俣を詰める。この辺りから倒木にナラタケを沢山見つける。きのこ採りに時間を費やしてしまった。忠実に左俣を詰めるが参考のガイドの記録と違ってきた。だいぶ沢の様子も変わってきているようだ。右の尾根に取り付き、シャクナゲの藪を避けながら急登を詰めると鶏冠尾根にでた。

左がヤゲンの滝、右がマヨイ沢
鶏冠尾根をテープと踏み跡を拾いながら降りる。第3岩峰を巻き終えたところで昼食の休憩をしていたら、先行者の話し声が聞こえてきた。後続者もいるようです。マイナールートかと思っていたが利用者が多いようです。この先で1回目のザイルを出す。岩にビレーを取ったが回収に失敗して、回収に、フリーで登り、降りをする。ナイフリッジを超えて、2回目の懸垂下降をする。ここはしっかりと残地があるので問題無く通過する。あとは、2回、岩峰を巻くと。普通の登山道の様子になり、鶏冠谷に到着する、沢遡行より鶏冠尾根の下山のほうが面白い山行でした。立ち寄り温泉は牧丘の花影の湯でしたが団体さんと鉢合わせして、大変混んでいました。

マヨイ沢の入り口付近
階段状の滝

鶏冠尾根