阿武隈川 南沢   平成16年6月20日(日) 曇り

コース 甲子温泉5:00ー5:15南沢出合ー7:20F10、大滝ー7:45奥の二俣ー
8:15登山道ー8:50甲子山9:05ー11:00白水沢入渓地点


F5、7m
午後から雨の予報が気になり早立ちをする。先々週に下見に
来ているので、少し気楽です。テントサイトに良い落合を見ながら
入渓する。この前より、水量が気持ち少なめです。F1、10mは前回
2度失敗したが今回はルートを知っているため、右壁を楽に越える。
小滝を幾つか過ぎて、Yの字のF2は右壁に残置シュリンゲを使い、
滝口にトラバースするが一歩がいやらしい。赤茶色の小ナメを超え
ながら、左に枝沢が入り、赤ザレ地を左に見てもう1本枝沢を左側に
合わせる。F3、10mは右側を低く巻くが簡単です。ゴルジェの入り口
にあるF4、6mは右から超えるが、上部が細かく注意する。残置2個あ
るので助かる。

F10、大滝30m
ゴルジェの中はナメがきれいです。出口のF5、7m扇形は右の
草付きから潅木につかまり、滝口に出る。F6、10m、C形滝は
傾斜も緩く、右を簡単に越える。左から(2:3)で枝沢がはいるり、
F7の2段6mとなる。左から枝沢が入るとゴルジェとなる。傾斜の緩い
F8、2段8mが現れ、これを超えると、双方に滝が掛かる二俣となる。
右またのナメ滝を越えると、F9、くの字の滝と大滝が見えてくる。
F10の大滝30mは見た目よりホールドも多く、左壁からカンテを
楽にクリヤーできる。赤土が沢を狭くするようになり、ゴーロとなる。

F11、X字滝
F11、x字形滝は右から取り付き中央で水流を横切り、超える。
両側が崩壊した土が沢を埋めるようになり、沢は荒れた様相になる。
1350mの二俣は左俣を進み、後は右より見進む、倒木があり歩きにくい所を避けながら行くと、藪漕ぎは無く、登山道に出る。
甲子山経由して甲子峠分岐に出る。ここから、白水沢の終了点を確認しようと甲子峠方向にいってみる。大黒屋まで下山したが、
時間も早いし、日も差してきたので、白水沢の様子を見に行くことにする。第1堰提の先の8m滝より入る。
左の草付きに虎ロープが下がっていたが、そのまま釜をヘツルように
して滝口に出る。見た目より簡単に超えられる。第2堰提は左の草付きを超えて堰堤の上に出る。

源頭部付近、土砂が流れ込む
南沢に比べると水量も少し多く、何より、沢床が白いのがきれいです
堰堤の上で右に吹上沢ガは入ってくる。きれいな釜を持つ、8m滝、
を越えると、高さ1mの幅広ナイヤガラ状滝が落ちているのが見えてくる。ここには左から滝見物のハイキング道が下りてきている。
沢が右に曲がると20mの衣紋滝です。これは左側を巻く、
しっかりした踏み跡がある。左からナメ滝の架かる枝沢が入り、本流は右に屈曲する形でそこに8m滝がヒョングリ滝となっている。
今日はここまでとして、引き返して、大黒屋の岩風呂に入って帰る。