世附川 沖ビリ沢下降ー水の木沢     平成16年11月21日(日)

コース 山伏峠6;15ー大棚の頭6;45ー沖ビリ沢下降7;10ー菰釣橋9;10
ー水の木沢入渓点3;35ー登山道13;30ー山伏峠15;45


沖ビリ沢中流部、
ナメの廊下
前夜、道の駅「どうし」に車泊する。単車が多く出入りして、ちょっとうるさい。早朝、山伏峠に移動する。春先、来たときにはここのホテル跡の駐車場が開放されていたが今回はクサリがされていた。聞くところによると、不法投棄が多いので、止めてしまったそうです。今日の行程は長いので早く出発する。廃屋の前を通り抜け、その奥から登り、幾つか分岐もあるが一番踏まれている道を行き、縦走路に出る。水の木沢の分岐の標識が出てくるとその先、ひと登りしたピークから西丸への尾根を下る。下りかけて直ぐに単独の登山者に会った。浅瀬から西丸を通って来たとの事。めったに通らないようなルートなのに、それにしてもこの時間にここまで来るには暗い中を歩いてきたのだろうか。西丸のピークの手前に沖ビリ沢へと書かれた、木の板が立ち木についているがうっかりすると見落としそうなくらい小さい。ここから適当に、傾斜の無さそうなところを選んで下降を開始する。


水の木沢4m直滝
左を巻く
左から本流が2:1出合、ナメ床の下りとなる。2段5mと2段7mは左を巻くようにして下りる。左から1:1の沢が合流すると沢は開けてあかるくなり、廊下のようナメを快適に下る。やがて左岸に林道らしき道が出てきて進むと、梅ノ木橋を渡り、菰釣橋の袂に出る。沖ビリ沢はナメですが傾斜も緩く適当にざらついているので、ザイルのお世話になることなく順調に下降できた。ここまで下降点から2時間です。一休みして、水の木沢の林道を行き700m付近に右から入る枝沢の出合から入渓した。ゴーロに続き、6mの堰堤が2個巻くことになった。結局堰堤の先から入渓するのが正解のようでそこにはビニール袋がつけられていた。時間のロスでした。右に3本続けて枝沢が入る。3個目には2段10mの滝がかかっている。その先で3mの石垣状の滝が出てくる。ゴーロにナメ床のきれいな沢です。小さな淵が出てきて、左壁の踏み跡らしき処をたどったが行き止まり、釜に下りる事になった。渡りきってみると右の棚を通るとまったく問題のが分かった。


水の木沢10m滝
右階段部を快適に登る
左から1:3の枝沢が入る。その先、4mナメは左から木の根をつかんで巻く。梅ノ木沢が右から落ち合う。10mが出てくるがこれは右壁を直登出来る。その先10mの斜滝は傾斜が緩く左の階段状を超える。このあたりきれいな滝が続き気分が良いところです。小さなさざなみ状の流れが50mも続き、踊るような白波が光って見える。やがて、三俣状の開けたところに出る。右から1条の50mが架かる枝沢が落ちている。2段5mは左をヘツリ越える。その先で右に枝沢(後で推測知ると、この沢に入ると菰釣山に行くらしい)が入り、その直ぐ先で二俣になる。ここに赤テープがあった。左沢を選び行くと又二俣になる。ここを左に進みしばらくすると水は涸れる。その後幾つか別れが出た来たが歩きやすそうな沢を詰めるとブナノ丸の西よりの登山道に出た。目的の沢は菰釣山直下だったので不本意の遡行になってしまった。沢は秩父の沢の感じでとても良かった。下山はアップダウンがあり疲れた足には堪える道であった。山中湖を見渡しを最後の展望にして、尾根を下り山伏峠に戻った。立ち寄り湯は石割の湯