源次郎沢ー沖ノ源次郎沢  平成16年4月11日(日) 晴れ

コース 戸沢キャンプ場8:05ー源次郎沢8:20ー源次郎尾根12:20
    ー沖ノ源次郎下降12:40ー書策新道14:20ー戸沢15:25

渋沢駅で高城さんと待ち合わせる。昨日モミソ沢を遡下降
して大倉の駐車場で車泊していたようです。
気合が入っています。戸沢のキャンプ場は早朝から多くの車と人でいっぱいです。この分だと沢もラッシュになりそうな気配がするので早めに仕度を整えて出発とする。

源次郎沢に降り2つの堰提を超える。登山道をもう少し
登ったところから下りると滝の下に出られる。
右にハングした岩がかぶるF1、ナメの4段のF2と簡単に
超える。右からナメ状の枝沢が入るF3は右のスラブをヘツリで、枝沢を跨ぐように越えてゆく。
2条6mのF4は左のカンテを登る。上部の岩が屋根になって邪魔になるのでやや右よりのルートが良い。
この先で1:1の二股となるり、広い川原で明るく、一息いれるのに良い。

右股に入るとすぐ3段15mのF5が見える。下2段は問題なく超えて本日の最初の難関にとりつく。
左の壁から水流よりに斜上するが最後のところでホールドが無く諦めて、左壁の直登にルートを変更した。
残置も沢山あり何とかクリヤーする。大岩2つがあり右を抜けるとF6となるが、ここで水が涸れるので水取りをする。F6、F7は崩壊して滝とはいえない。
F8、F9はチムニー状で突っ張りで超える。

この先が難関その2、5mのCSです。左の残置シュリンゲを使って超えるか右の壁を行くかで悩むが、何回もここに来ている高城さんの使った、右ルートに決めた。
最初は残置ハーケンに引かれて左中央にトライするが
行き止まり、クライムダウンするが大苦戦、下から足の置き場を指示してもらいやっと中間部までダウンする。
ここで今度は右にトラバースして右上の笹藪に沿って行くルートにした。笹をつかむ一歩が苦労した。笹に手が届いたときの気持ちは今までには無かった喜びでした。

セカンドが登っていたときに2人が追いつき、しばらく眺めていたが左のルートを越えて先行して行きました。
一人は登山靴でしたし どちらもザイルは持っていません。F10は問題なく超えあとは笹原を詰めて大岩の
上に出た。笹原の上から鹿道を拾って、沖ノ源次郎に下降する。左の枝沢には僅かに水流があり水取り用のタンクもある。ザレを下りると涸た川原となり歩きやすい。
しばらくすると、CS滝になり2つを左から巻く。石積の堰提を2個通りすぎるとゴルジとなった。左を巻き、懸垂下降をしていたら下から2人が登ってきました。
振り返ってみるとチムニーのいい滝です。、

F2の滝口は幅8mで覗くと垂直に見えます。左右にビレーポイントが残置されています。右の木を使って懸垂下降で下りる。F1も懸垂下降で下りる。
ここはり岩トレのゲレンデとして使っているので今度はここだけ登りに来てもいい。芽吹きの始まる中、ミツバツツジ、山桜が咲き、春の匂いがする書策新道を下山する。混雑を覚悟していたが終わってみたら沢の中で合ったのは4人だけで静かな山行でした。

F5 3段15m 最上部の左壁を直登

CS5m 右壁トラバースに苦戦中

三ノ塔をバックに
現地で飛び入りメンバー1名

沖ノ源次郎沢のF1