鶴川 尾名手川本流下部      平成16年10月7日

コース   初戸バス停9;00ー 腰掛集落10;00ー新しい堰提10;30ー倉宮沢出合13;00
ー800m出合2;30ー仕事道ー腰掛16;50


この民家の前を通過して行く
右の踏み跡が下山の仕事道
先月、天候が悪く、取りやめてしまった尾名手川に行きませんか、と永沢さんから前日に電話が入った。上野原駅で落ち合い飯尾行きバスで初戸に行く。ここから腰掛集落まで車道をおよそ1時間歩いて、入漁券発売所の立て札のところから人家の間を下り、鶴川の対岸に渡り、人家の前を通らしてもらい、鉄製の新しい橋を渡り、新しく作られた堰提の上から入渓する。このところの雨で水量が多い。ひざ位まで水に浸かりながら遡行する。左に2条の滝の枝沢が落ち、ミニゴルジェとなる右にナメの枝沢が合うと、CS滝が2個現れる。2条の滝が左から落ち込むと中州となり、ゴルジェが切れる、この辺、側壁の岩から湧き水状の場所が多い。また、ゴルジェになり、3mの滝には虎ロープが下がっている。その先で沢が左に曲がると4m滝が出てきて虎ロープがある。釜を腰まで使って虎ロープを頼りに滝口に回り込むように出る。

民家の前を通りこの端を渡った
上流が新しい堰提
3m滝は左の壁をヘツル。右に10m滝を持つ枝沢が入ると、左側にテン場に良い場所がある。右に3本枝沢入ると、その先で、1:3のスバノ沢が左から落ち合う。沢は川原状になり、1:1で倉宮沢が落合う。引き続いて、左にドバノ沢と中ノ沢入り込む。右に石垣が3つ連続して見られる枝沢が入る。3m滝はシャワークライムで登る。右に2段8m滝を持つ枝沢は入ると、その先で、上部がCS滝で小滝の連続するところが出てきて、その先で、800mの枝沢の出合に到着する。計画ではこの先、大滝沢を詰めて麻生山に登り、大月川に下る予定でしたが、時間切れで、今回はここで打ち切りとした。800m出合には大きな桂の木があり、右沢の最初の枝沢は石垣が積み上げてある特徴のあるところで次回の目安には良い場所です。

虎ロープを使って登った滝
800mの出合から右の沢に入り、1本目の枝沢(10m程先の石垣の枝沢)を詰めて、950m付近の植林地帯からトラバースして仕事道を探す。うまい事に20mほど行くと踏み跡らしきもが見られるようになった。だんだんとはっきりした道となってやがて朽ちかけた民家の跡に出てきて昔の道であることを確認する。もう少し下がったところにはもう一軒の民家現れた。こちらはまだ屋根が残っているのではっきりと住まいの跡がわかる。この道は朝、尾名手川に入るとき庭先を通らせてもらった民家の裏に出た。車道に出てタクシーを呼ぼうと携帯電話をかけてみたが通じない。入漁券の発売所と書かれた立て札のある家で電話を借りようと、寄ってみたがお留守でした。丁度一台の車が止まっていて、運転手さんが見えたので急いで相談してみたら、初戸の方で、そこまで乗せていただいた。その上、自宅から電話でタクシーを呼んでくださり大助かりでした。帰りタクシーの運転手さんに上野原町の町営プールにあるお風呂に連れて行ってもらい汗を流した。この辺で、駅から歩いて行かれる、風呂を見つけたのは収穫でした

左側をシャワークライムで登った3m滝

800mの出合真ん中のカツラの大木が目印