シダクラ沢ー惣角沢  平成16年4月15日(晴れ)

コース 惣岳バス停ーシダクラ橋8:15ー二股10:15ー大ブナ尾根1128m11:40、12:50−惣岳山13:15ー2段10m滝14:50−車道16:15-バス停16:35

奥多摩駅からバスで惣岳で下車する。
バス停の脇からむかし道に下りて、右にしばらく歩くと、シダクラ橋となり、渡った先が入渓点となる。入渓して小滝があるが問題なく超える。水が少ないが取水口を過ぎると、急に水量が増える。左にに4m滝を持つ枝沢が合うと直ぐ、下が2条、上が1条の2段滝となる。この辺りからボサが多くなり歩きにくい。3m斜滝は倒木ば邪魔で更にヌメリがあり、気をつけて左を越える。この先の左側にテン場に良い広場がある、炭焼きにでも使ったんだろうかここを過ぎると沢は明るくなり。滝に苔が着く、雰囲気の良い沢となる。左に涸れ沢が入り、4mナメ滝となる。右を越える。ゴーロが続く。左から枝沢が入ると大岩がある。3段6mとナメのあと、小滝が連続する。中州状になり流れを分ける。その先でカモシカの死骸に合うがまだ新しく気味が悪い。

曲がり3段8mを超えると、4mナメ滝でここは最後の足がかりが細かくて危ないので、セカンドの補助で越える。大岩の左側を巻くように落ちる変った滝がある。倒木でエノキタケを収穫する。岩肌の苔からモヤシのようなものがニョキニョキと出ているのを見つける。後で調べたらヒメジャゴケの雌器托のようです。初めて見ました。
トチノキの巨木が見えてくるとそこは1:1の二股です。左俣のほうが本流らしいがここはガイドブックに従い右俣を行く。直ぐと正面に大きな岩峰が見えてきて二股となる。
中間部に赤テープが付いているがどちらに行くのか紛らわしいところに付いている。右が少し広く歩きやすそうなので
そちらを選ぶ。源頭部らしくなりザレとなったところで左の小尾根に取り付き、詰めるが意外と急登です。1128m部に出る。登山道の両側には丁度カタクリの花が見頃でした。

登山道を惣岳山に向かう途中の平地で昼食にする。
周辺はコバイケイソウが群生してます。急登を上り、惣岳山に出る。御前山方向に1 分ほど下った鞍部より惣角沢に下降を始める。土の急斜面を滑りおりると沢は倒木と崩壊で荒れ果ててる。ワサビ田があると書かれているが見当たらない。水流が見え始めると、8mと10m2段滝があるので懸垂下降する。伐採木が沢をふさぐので時々仕事道に逃げながら下降する。左に2:1の枝沢が入る。
その先でもう一本左に枝沢が入る。こちらの沢の方が良さそうに見える。

右手にまだ新しい崩壊地がありそこからは仕事道を下るがそれも崩れて一部ヘツルところもある。左岸に渡って沢から離れるところで靴を洗って履き替える。靴の中には土や木のごみがいっぱい入っていた。
右下にゴルジェを見ながら下ると民家に突き当たる。犬が放し飼いになっていて怖いので少し引き返したところから車道に下りた。石垣にははしごがかけてある。車道を行くと藤倉のバス停に着く。この沢は下のゴルジェを遡行して終わりにしたい沢でした。帰りのお風呂が見つからないので立川駅の近くの銭湯に行く事としたが、ちょっと面倒くさくなり居酒屋で一杯飲んで解散とした。ヤッパリ風呂に入ってから飲んだほうがいい。

惣角沢の2段10mを懸垂下降する

二股でのトチの巨木

ヒメジャゴケ

大岩の滝

上が1条下が2条の滝