阿武隈川  白水沢左俣左沢ー南沢  平成16年6月27日 曇り時々晴れ

甲子温泉ー入渓4:50ー6:15二俣ー奥の二俣ー8:35登山道ー9:10甲子山9:30
ー南沢下降点9:45ー大滝ー13:15落合


ヒョングリの滝 今日は水量が多いのかな
今日は安達太良山の石筵川の予定でしたが、同行者の急用のため中止となる。無駄に過ごすのももったいないので、先週の続きの白水沢の遡行をする事にした。大黒屋の前を通過して本流の橋を渡り、すぐ、堰堤を対岸まで行くと、虎ロープの下がった巻き道があるので、利用して、8m白水滝とその先の堰堤を巻く。前回は右岸を越えた、右岸のほうが面白い。堰堤の上で右から吹き上げ沢が落ち合う。昨日降ったようで,水量が多い、きれいな釜の6m滝は左のカンテを越える。人工的に作られたかのような堰提状の滝の上に滝見物用の遊歩道が下りて来ている。20m衣紋滝は左側を直登の巻き道を使う。左にナメ滝を持つ、枝沢が入り本流には10mのヒョングリ滝が架かり沢は右に曲がる。ここは左から超える、中間部からは傾斜は緩くなる。

右俣に架かる4段滝
2条4mの後、ナメの小滝が連続する。左にスラブを見て、小さな中州そして水の色が白く見える釜が出てくる。左にナメの小沢を合わせと、スラブの中にスダレ滝を持つ、枝沢が落ちてくる、同じスラブにもう一筋の水流が落ち込むと2mスダレ滝となる。左にナメ小沢が落ちる。イモムシの頭に2条の水流が流れる滝を過ぎると、沢床が赤み係ったきれいなナメと小滝が続き、その先で、二俣となる。左俣を行く、藪っぽくなり、左に小沢が入る。奥の二俣になる。右又には4段30m見事なそうめん滝が係る、3段目までしか見えませんがガイドブックには4段と書いてある。こちらに行きたくなるが、今回は左又に入る。こちらには15m滝が係る。ここは、左の草付き、泥壁を登るが、よくすべるので注意。

左俣に架かる滝
4m滝が薄暗い中にあり、ここは左壁に取り付き、下段は何とかなるが、上段はフォールドが細かく、苦労した。滝口に上がってみると水流はここで右に屈曲して樋状滝となって勢いよく流れていて、ビックリする。ここもやや苦戦の上、何とか越える。斜滝を2個、、越えると左から岩肌をなめるように小さい流れが落ち込んでくる。その先が三俣様になっている。右はナメが傾斜を強くして入っている。真ん中がどう見ても本流だが、ガイドに右沢を行くと書いてあるので、右の急傾斜を登るとその先はナメの連続となった。無理をしないで、早めに左の小尾根に取り付き詰める。傾斜きついが機につかまりながら詰めると、緩やかな笹薮となり、しばらくの藪漕ぎをすると
甲子峠からの登山道に出た。

三俣様の様子、
見えてませんが左にもう1本入っています
甲子山に登ると1人先客がいた。地元の人で、来週、飯豊に行くための足慣らしに来たとのこと。しばらく話し込んでいたら、4人パーティーがきた。目の前の旭岳に行くのだそうだが、雲の中です。先週、遡行した南沢を下降する。赤土と藪で塞がれたところを過ぎると、歩きやすくなる。登るのに苦労の無かった滝も降りるには手強い。懸垂下降を多用して下りる。大滝の滝口で4人組みに会った。大滝はカンテの上部に滝口から回りこみ支点を取ったが、50mザイルでは少し不足していた。草付きまで届くので安心する。F6で3人組みが滝下にいたので、巻いて下りたが、懸垂のほうが安全で簡単だった。無事、終了して、大黒屋に行ったら。大滝であった4人組みの人たちと会った。風呂から出ると夕立で大雨が降っていた。早く下りてよかった。