蓼科山    平成16年12月18日

コース 女神茶屋9:40ー12;20山頂13;05ー蓼科山荘13;30ー天祥寺平14;35
ー14;55亀甲池(泊)8;10ー竜源橋9;20ー9;45女神茶屋


運動場のような山頂
奥に見える搭が展望表示板
このところ沢が多く、山は久しぶりのような気がします。そろそろ雪の感触を味わいたいと蓼科山に行く。先日、冬用に購入した靴と10本爪のアイゼンの慣らしも目的の一つです。どちらも、軽いのが売りのグッズです。最近、重いものは極力避けるようになり、体力の衰えを感じる。早朝に自宅を出て。通常は車の一人旅はなるべく一般道を行くようにしているが今回は関越高速道を使ってしまった。女神茶屋の登山口までの道路には雪はまったくありません。登山道に入っても雪らしい道は無く、期待はずれで、アイゼンは試す機会はありませんでした。天気も良く、唐松の葉もすっかり落ちた明るい道をしばらく歩き、やがて急登になる。そこを過ぎると緩やかな登りとなり、その先は平坦なテン泊いよい場所になる。そのあとは一気に高度を上げる登りが続く。樹木の切れたあたりで振り返ると、南ア、中央ア、南ヤツの展望できる。

蓼科小屋と前掛山を見下ろす
手前の雪つきが小屋
森林限界に出る手前で風対策に雨具ズボンを着る。岩稜帯に出ると思ったほど風も無く楽に歩けた。真新しいペンキマークとポールが先へ導いてくれる。蓼科山頂ヒュッテにザックを置き、展望を楽しみに出かける。しばらくすると、7合目から3人が登ってきました。まだ車が入れたそうです。蓼科山には何回も来ているがこんなに風が少ないのは珍しいです。北アルプス方向は雲にさえぎられて見えませんが他は見渡せる、天候に恵まれました。東側は逆光になるため、遠くは見えにくいです。最近、噴火した、浅間山には噴煙がはっきりとした見えます。今年2月に強風で小屋の手前で退散したので今日はゆっくりと展望表示板で山座同定をした。3人の登山者は直ぐ下山したのでバカ広い山頂は独り占めとなってしまった。蓼科小屋に向けて下山をする。こちらの斜面は雪が少しついているが中途半端で返って、歩きにくい感じです。

亀甲池から天祥寺原に向かう
処から見た、朝日を受ける蓼科山
天祥寺平へ降りる道には二人の踏み跡が付いていた。こちらのコースは沢筋の道で、歩かれていないのか浮石が多い。林床に笹が目立ってくると直ぐに天祥寺平に出る。水の流れも少し見られ、氷も割れるのでまだ水取りが出来ます。15分ほど笹薮の平地を行くと双子池への分岐となる。双子池に向かう。ここにも2人の足跡が見られた。双子山と横岳のあいだの2120mのピークの南すそを巻くように行くと亀甲池に出る。双子池より静かで感じがいいところです。ここを今宵のテン場とする。池は凍りついていて、水は取れません。雪も少なく水作りには苦労しそうです。少し余分に持ってきた水で何とか間に合わせてしまった。久しぶりの冬テント泊ですが暖かい日で、朝まで寒さを感じない、いい天気に恵まれました。翌日はゆっくりと起き出して、天祥寺原を竜源橋に下る。落葉した唐松林越に蓼科山を見る。この時季ならではの姿を見せてくれる。