南秋川 小坂志川湯場ノ沢       平成16年11月14日

コース 笹平バス停7;40ー8;20湯場ノ沢入渓点8:30ートバノ万六沢8:55ーナカノ万六沢9:15
ー稜線11;15ー11;50万六の頭12;10ー柏木野バス停14;00


3段5m
前日の天気予報で雨のマークがあったので、休養日の予定でした。休日の癖で早起きをしてしまった。外を見ると何とか持ちそうな空模様をみて、どこかに行こう思う。準備をしなくても行けるのは先週行った小坂志川です。湯場ノ沢は地図もあるし、気軽に行けそうなので、出かけてみた。武蔵五日市駅に下りると寒い、バスを待つ人もすくない。笹平バス停から40分の歩きで湯場ノ沢をまたぐ橋に着く。橋の袂に朽ち果てた小屋の残骸がある。この目印もまもなく跡形がなくなるだろう。端の左岸から沢に下りる。作業の人が入ったのか最近、手を入れた道が出来ている。幅が広く藪もない明るい沢です。入渓すぐに鉱泉跡と思われるコンクリートのブロックがある。小滝をけると右にカーブしてミニゴルジェが出てくる。奥にCS4mの滝が架かる。釜に浸かるには寒いので右を足首まで浸かり、ヘツリで越える。水量が多い時は浸かる事になる。超えると左に屈曲する。右に枝沢が入ると、その先が2:1のトバノ万六沢が落ち合う。幅広3m滝は左から超える。その先、3段5mは右を上る。沢は少しの間明るくなるが、4mの中央で水が飛び散るヒョングリ様の滝でゴルジェになる。これは左のリッジを上る。この先で、右からナカノ万六沢が1:1で落ち合う。右に炭焼きの跡らしき石垣が見えて、その脇にはブナの巨木が目に付く。

核心部の上部
左に大き目の涸れ沢が入って、その先が核心部の連漠帯になる。5m、4m、3m、3mと左側の岩がヒサシ状にかぶさる滝が続く。最初の5mは上半身に水がかぶる事になるので右壁を巻いたが滝上に下りるのに3mの懸垂下降をした。すべてを巻くのにはもっと上まで上がる事になり、水をかぶっても直登がいい。残り三つはツッパリとヘツリで超えたが最後のところは壁が立っていて、気を使う。沢は緩やかになり、4mナメ滝が出てくる。この滝は2筋の流れが滝下で合わさりその下の岩でまた2筋に分かれる。見方によってはX字の滝に見える。この先、6mの多段滝を越えると、植樹林になって間伐材が通過の邪魔するが距離はわづかです。沢形が消えてくると右に赤テープが付けられた、木が見えてくるのでそこから右の小尾根を踏み跡を拾って詰めると登山道に出る。わらじがいくつもぶら下げてあるので、ここを終了点で間違えないようです。このまま、反対の矢沢に下りてみようと考えたが、天気が悪く、寒いので、万六尾根を下る。落ち葉と紅葉の道は快適で気持ちがいい。万六ノ頭は巻き道になっているので、尾根を登り、ピークまで行ってみる。万六ノ頭で、次回、ナカノ万六沢かトバノ万六沢を下降するために下降点の確認をする。
ここには万六ノ頭と小さな手作り板があった。緩やかで明るいピークでのんびりとテン泊でもしたいところです。

6mの多段滝
バスの時間を確認すると、時間をもてあましてしまうので、ここでラーメンを作り時間を潰す。それでもまだ持て余すため、下山しながらヤマノイモ堀に挑戦してみたが失敗する。ムカゴだけを収穫した。南秋川を渡る手前で沢靴などを洗ってから、柏木野バス停に行く。まだだいぶ時間があるので、バス停の傍の軽食屋でビールを飲んでバスを待つ。数馬の湯は大混雑で入場制限でした。帰りのバスは前回、休日だけ運行する都民の森発の急行バスのあることを知ったのでそれに乗った。(温泉センター16:10で、途中3箇所ほどしか停まりません)