秋田駒ケ岳〜乳頭山        平成17年7月16日〜17日

コース 田沢湖駅〜国民休暇村10:50〜笹森山13:00〜8合目13:30〜14:25秋田駒ケ岳(阿弥陀小屋泊)6:15
〜笊森山8:20〜乳頭山9:55〜10:45一本松温泉跡11:10〜11:40黒湯〜田沢湖

オマケ田沢湖〜角館武家屋敷〜秋田〜リゾート白神(五能線)〜弘前城〜青森〜三沢(小牧温泉)〜八戸〜大宮


乳頭スキー場から笹森山に向かう
静かなブナ林
三連休は何処に行くか迷うところです。北ア、薬師岳に気持ちが動いていたのですが天候がよくありません。丁度、JR東日本の三連休パスが発売されていた、以前から乳頭温泉に行きたいと思っていたので、このパスを利用して、秋田駒ケ岳周辺に行くことにした。連休で乳頭温泉の宿は何処も満室です。テント泊の仕度で出かける。三連休パスは新幹線を含めてすべて乗り放題で座席指定も取れます。秋田新幹線の出だしと戻りだけを指定の予約をした。早朝の新幹線で田沢湖駅に降り立つ。ここで、買出しをする予定がコンビニがありません。キオスクと構内のお土産やさんで済ませたがアルコールがビールと酎ハイしかありません。荷物が重くなってしまいました。買い物を済ませて観光案内所で乳頭温泉の情報をと地図をもらう。ここで、コンビには無いが少し歩くと、スーパーがあると教えてもらい早速行って見た。5分も歩くと大きなスーパーがありここですべて買うことが出来たのに後の祭りです。ウイスキーのボトルだけを買って乳頭温泉行きのバスに乗った。ビールの重さが気になり、こうなったら、飲んでしまえばいいのだ。バスの中でビールを一冠、飲んでしまった。バスは田沢湖によって乳頭温泉に向かう、国民休暇村で下車する。



笹森山から
乳頭山と笊森山を見る
国民休暇村から乳頭キャンプ場への遊歩道を歩き、スキー場のリフトの下を登るがとにかく暑い、スキー場の上からはブナの林の中で幾分涼しくなった。小川で顔を荒ってすっきりしてから歩く。道は良く整備されているが誰も歩いていない静かな道です。林が切れると正面に笹森山が見えてくる。その名の通り笹で覆われています。笹森山を左に巻くように行きますが、この辺から下草刈りが行われていません。一部、崩壊もしていますが支障がありません。分岐点から頂上に行ってみる。さすがに花の秋田駒です、斜面はお花畑です。頂上からは雲の被った会駒ケ岳が、反対側には特徴ある山頂の乳頭山がなげめられた。コバイケイソウ、ニッコウキスゲの群落を見ながら八合目の避難小屋に出た。ここで、観光地の様相に一変する。観光バスで来て待ち時間で往復する人たちが多いようです。人のいない笹森のコースを歩いてきて良かった。眼下にスキー場が見えるようになり、片倉岳展望台に着く。霧が出たきて田沢湖などは見えません。もうしばらく、上ると男岳と男女岳の鞍部に出て、木道を行くと阿弥陀池に着く。水場は小屋の横にありますがチョロチョロで溜めるのに時間がかかります。最悪、池の水を沸かすことになりそうです。



阿弥陀池から見る
男女岳
阿弥陀池小屋は一杯の人で場所取りに苦労するが一人旅なので通路に陣取りをしてから、男女岳に登ってみた20分も上ると頂上ですがガスで何も見えませんでした。夜は部屋で鍋物を作り宴会をやるパーティーや酔っ払いがいて遅くまで賑やかでした。翌朝は霧で視界が悪いなか湯森山〜笊森山へと歩く。湯森山手前で水の流れがあり、水取りと歯磨きと洗顔をした。笊森山から少し下り、千ヶ沼原に寄って見た。小さな湿原でした。乳頭山に向かう合流点の手前で小さな雪渓を渡る。ここには水芭蕉が群生していた。乳頭山山頂には4〜5人の人がいた。山頂から右に行くと、以前、葛根田川を遡行したときに通った滝ノ上キャンプ場に出る道だ。左の黒湯に向かう。途中、田代岱山荘への道を分けて、下り、一本松温泉跡の露天風呂に入る。3人も入るといっぱいの風呂で、岩の下から暑い湯が涌いている。底は泥でちょっと気持ちが悪いが入ると野趣豊かな、いい風呂でした。あとから下山してきた中高年のオバサンに足湯だけでも入りたいと言われ、もっとゆっくり入りたかったが譲る事にした。私が入るときも若いアベックが出たところで、この湯を目当てで来たといっていた。露天風呂通には有名らしい。




一本松温泉跡の
露天風呂
黒湯、孫六と鄙びたいい温泉がある。全部入りたいが食事ができるか聞くと、出来ないといわれてしまい、通り過ごす。妙の湯で食事付きで風呂に入れた。これで念願の乳頭温泉に入れた。キャンプ場に泊まり明日、他のお風呂に入ろうと考えたが面倒になり、田沢湖駅行きのバスに乗ってしまった。駅で近くの安宿を探すと大曲にビジネスホテルがあった。その前に時間があるので角館の武家屋敷を見物する。町の観光案内所で森吉山から下山した人に話を聞き、花が綺麗だと言われ、その気になった。しかし、明日の天気は雨との予報で諦めた。翌朝、大曲駅で、時刻表を眺めていたら「リゾート白神1号」五能線経由、全席指定と言う文字が目に付き、みどりの窓口をたずねるとまだ座席が取れると言うので急遽、観光旅行に変更した。五能線はいつかのんびりと乗ってみたいと思っていたので好都合でした。この電車は座席の足元が広く、窓が大きく、新幹線より快適です。海岸の景色の良いところはゆっくりと走ってくれるし、津軽三味線の生演奏も鑑賞できます。弘前駅で降りてお城を見学してから三沢駅前の小牧温泉に立ち寄る。ここは日本一の大岩風呂が売り物のようですが大きすぎてプールに入っているようでした。ここより駅に近い源泉風呂の方がいいと思います。八戸駅で「はやて」に乗って帰郷する。三連休と連休パスを有効に使った旅でした。



ヒナザクラ

チングルマ