日原川 日陰名栗沢     平成17年6月9日

コース 日原渓流釣場7:50〜9:30入渓点9:45〜六の沢出合12:40〜13:50登山道14:20
〜鷹ノ巣山15:15〜ヒルメシクイのタワ15:40〜水ノ戸沢左俣下降〜18:15東日原バス停


下流部の綺麗なナメ
雨だと思っていたら天気になるような雰囲気で、急いでどこかに行こうと考えていた。そこに、夕方6時頃永沢さんから「明日、休みになったのでどこかに行きませんか」と連絡が入った。以前から計画をしていた、日陰名栗沢〜坊主谷に行くことにした。ただ、私の計画では前夜泊で予定していたので日帰りには強行かと思われる。下山のコースはまあ、登山道に出てから決めることにして7時20分奥多摩駅で待ち合わせた。タクシーで日原渓流釣場まで行く。(ここまでしか入らないそうです3200円)下り口を捜しながら日原林道を歩きく、紛らわしいところで確認に時間をロスしたが出会に下りた。(下り口は右の尾根に、36/35の境界杭があるところが正解)出会いの目印、光岩がその名の通り朝日に光って見える。本流の水量は少なく膝下渡渉が出来た。入口は薄暗いゴルジェでゴーロの先に4m滝が見える。その奥4mトンネル滝共に右から巻くように超える。苔の付いた10m垂壁に僅かな水がポタポタと落ちる枝沢が左に落ち込む。その先で15mの同じような様相の枝沢が落ちてくる。一の沢か二の沢か判断がしにくい。3m扇状滝があり。更にその先に3mヘビ滝と4m斜滝が連続する。


6mCS滝
左を巻く
ナメ床の綺麗なところが出てくる。その先に6mCSが出てくる。左右どちらを巻くか迷うが、左の落ち葉の斜面を巻き、潅木につかまり滝口に下りた。2mほどのナメ小滝が連続する、快適なところを過ぎると左に(1:3)の三の沢出会に着く。休憩の後、歩き出すと直ぐに沢幅いっぱいに、倒木と岩で埋め尽くされた哀れな姿を見せる。左斜面が大きく崩壊し、埋められたものである。その先沢は水が減るが穏やかな流れに小滝が続く。左にワサビ田の跡地見ながらゴーロを行くと右手に涸れた4の沢が落ち合う。このあたり、岩肌が苔に覆われた綺麗な滝が多いが、倒木も多く残念です。しばらくすると、左に水が少ないが広い5の沢が出会う。この先ワサビ田の石積みが目立つようになり左に涸れ沢が入り、右の平地に作業小屋の崩壊した残骸を見ると、左に六の沢が落ち合う。六の沢は涸れている。出会は開けて、カツラ、シオジの大木が多い雰囲気のいいところです。


上流部
苔が綺麗なところ
その先で伏流となり水は涸れる。左と右に涸れ枝沢が入る。水取りを忘れてしまい心配しながら進んだら、1550m付近で水取りが出来て一安心する。しばらくすると、その水も涸れてくる。源頭部に近づき、沢が右に緩くカーブするようになって、まもなく、左の斜面に取り付く。スズタケがちょっと邪魔になるが5分もすると登山道に出た。色とりどりのツツジが出迎えてくれた。食事休憩をしていたら高丸山から二人連れが降りてきた。話を聞くと、毎年のようにここに来るがツツジがこんなに綺麗なのは初めてだそうです。千本ツツジと言うところはもっとすごいのでしょう。いいときに訪れたようです。坊主谷を下りるのは時間的に無理と考え、鷹ノ巣山〜ヒルメシクイのタワ〜鞘口のクビレへの尾根〜水の戸沢左俣に下る事にした。巻き道を鷹ノ巣山避難小屋まで行き、ここから鷹ノ巣への登りが辛い。


詰め上げた登山道
ツツジが満開
ヒルメシクイのタワまで下る。ここには、道標にマジックで名前が書いてある。北に向かって斜面が伐採されているので下降点を間違うことない。伐採地が終わると少し藪になるが直ぐに平らな尾根に乗り、しっかりした踏み跡になった。テープも付いている。ここから右のゆるやかな斜面を下る。獣道が適当にあり藪も無いので簡単に下れる。途中、落ち葉で埋まった、3段の涸れ滝が出てくるが右を巻くように下る。水が出てきてやがて、1100mの二俣に出ると左岸に林道がでてきた。これは今冬、八丁山に行った時、鞘口のクビレから下山に使った道です。後は踏み跡をたどって、稲村岩尾根登山道にでる。巳の戸橋からバス道までの上りはいつも息が上がってしまう。最終バス18:50があったので助かった。酒屋さんでアルコールを調達して東日原バス停で乾杯する。バスの運転手さんから、近頃、このあたりで登山者を襲う男がいると聞かされた。怖いですね。