両神 二子山           平成17年12月18日

民宿裏登山口10:05ー股峠10:55ー西岳山頂12:50ー14:20登山口


登挙中の見えた岩
両神の赤岩尾根を計画した。とても寒い朝です。北朝霞の駅前で平野さんの車に拾ってもらい所沢ICから高速に乗る。高坂サービスエリアで朝食を取る、ちょうど食事タイムのためか駐車場はいっぱいでした。花園ICで高速を降りて吉田町経由で両神村に向かう。志賀坂トンネルの手前から八丁峠への林道は凍結のため通行禁止の柵が置かれていた。少し前に通った形跡が見られる。我々も失礼して通過させてもらった。北側にはわずかに雪もあるがほとんど問題なくトンネル手前の駐車場までついた。二子山の岩山を眺めてトンネルにはいる。トンネルの出口にも柵が置かれていた。ここにきて雪がちらつきはじめた。落合橋に着くころには吹雪となって視界も悪くなってしまった。車から降りて準備をしようとするが、ますます状態は悪くなってきた。赤岩尾根を予定したが変更することにして戻る。


東岳
八丁トンネルを抜けると、嘘のように明るく小雪がちらつく程度です。すぐに、目の前に見えている二子の岩山に変更することとした。民宿登人まで戻り、その裏側の林道に入ると登山口になる。登山口の前に駐車をして出かける。植林帯を行き、その先、沢沿いのザレた滑りやすい斜面を登ってゆく。ローソク岩への道を分けると間もなく股峠に着いた。反対側にはすぐ下に林道が見えている。そう云えば、先ほど下っていった親子連れは林道で来たと言っていた、このことか。鞍部には西岳へのコースの案内があり、直登する上級者道と巻き道が書かれていた。直登を目指して西岳に向かう。巻き道と分かれて踏み跡が薄い直登のコースを行くとすぐに岩稜の基部に出た。以前、来たときはここから怖い思いをして登った記憶がある。


山頂が切り取られた叶山
前に登った時はなかった、真新しい鎖が取り付けられている。しっかりとしたガバが沢山あり、鎖に頼ることもなく上れるが、立ち上がった岸壁は足元がムズムズして気持ちが悪い。岩は冷たく指先がしびれてきた。しばらく登ると潅木が出てきて安心できる。岩稜の上からの展望を楽しんで、岩陰で昼食の鍋焼きうどんを作った。中途半端に雪が付き、凍った尾根はゆっくりと足場を拾って歩くしかない。沢靴になれた足は久しぶりの登山靴のすべりが気になり怖いのです。振り返る岩壁を登挙中のパーティーが見えた。しばらく見物させてもらうが寒くて前に進んだ。西岳頂上から見る叶山は山頂が切り取られた異様な形をしている。この後もやせ尾根は続き緊張する。潅木が近くなるころ左の鎖の付いた垂直岩を降りるとやっと歩きやすい道となった。

下山の伐採地から見た西岳
きれいな雑木林を下降すると伐採で切り開きとなったところに出た。振り返ると二子の岩稜が異様な形で迫って見える。先ほどのパーティーが頂上部に見えたので手を振って呼びかけてみたが気が付かないようだった。車道まで一下りして車に戻った。短時間だが岩山の気分を味わえる山行だった。両神温泉の薬師の湯でのんびりと汗を流して、東松山駅まで送っていただき無事帰宅する。