位牌岳(愛鷹山塊)    平成17年2月3日

コース沢山橋ゲート8:45ー第一展望台10:45ー袴腰岳11:10
ーいっぷく峠11:45ー位牌岳12:30ー旧道ー14:20ゲート


ゲート前、登山口
予定では浅間隠山でしたが、このところ雪降りが多かったので、行く先を変更し、位牌岳の南側からの登山道を登ってみる事にした。早朝なのに環八はトラックが多かった。東名高速にのると流れはスムースで、足柄SAで朝食を済ませて、沼津ICでおりた。ここから高速道路に沿うように街中を通り過ぎるが、狭い上に交通量が多く気を使う道です。須津川を渡った、その先で右折、須津川に沿って北上する。堰堤の工事中のところを過ぎると、大棚キャンプ場にでる。大棚の滝を見物、20mほどで水量も少ない。そのまま進むと、愛鷹須津山荘が見えてくる。駐車広場とトイレがある。小屋の裏に大岳への登山口標識が見える。林道はもう少し先の沢山橋を渡ったところのゲートで行き止まり。駐車広場は広いので適当に止められる。仕度をしていたら軽トラで2人の猟師がやってきた。猟銃を持っているので心配になり、声をかけた。猪用の仕掛けをかけに行くのだそうで猪がかかっていたら撃つだけだそうで安心した。


手前が大岳、右奥が鋸岳
この辺まで天気良し
案内標識に林道方向に大石、鋸岳、杉林の方向に第一展望台と書かれていた。大石とは何処の事かわからないが、展望台に向かって杉林のなかをを登る。しばらくすると旧道と新道の分岐案内が出てきた。旧道は左に水平道です。帰りに旧道を使うことにして、新道を直登する。虎ロープが何箇所にもつけられたところを過ぎると道はいったん下り涸れ沢で旧道と合流した。暗い植樹林をひたすら上ると、神谷からの尾根に出る。さらに、15分も歩くと、第一展望台につく。ここから、1時間の急登をこなすと袴越岳に着く。鋸岳、越前岳、富士山が直線に並ぶ風景を望む。富士山は早朝に高速道路を走っているときは雲ひとつ無かったのにこのときは上半分が隠れてしまった。この辺りから雪も目立つようになってきた。少し高度を上げると南アルプスの山並みが眺望できるようになる。

頂上
正面には位牌岳も姿を見せてきた。やがて、いっぷく峠に着く。水神社の分岐でもある。あまり歩かれていないため坪足の穴ぼこに合わせて歩くのでペースが落ちる。池の平公園からの道が右側から合わさると、踏み跡も広いトレースになり歩きやすくなる。池の平から登る人が多いようです。崩壊地のところに出ると沼津方面が一望できるようになるり、登ってきた尾根が見渡せる。ガレ場を過ぎると頂上です。鋸岳への道には足跡がついている。前岳への道はトレースはありません。東側の開けたところから南アを眺めて、昼食場所を探して下り始めると一人が登ってきた。今日有ったのはこの人だけです。駿河湾の眺望が良いところで昼食をしていたら、先ほどの人がもう下っていってしまった。

旧道のトラバース桟道
一見、良さそうな橋ですがかなり腐っている
昼食後はひたすら降りる。予定の旧道を使用する。旧道は涸れ沢を少し下り、トラバースして新道に会う。一部崩壊しているが支障は無く、こちらのほうが距離は短い気がする。駐車場のところで、先ほどの単独者に追いつく。なんと、自転車で来ていました。富士宮市の方でこの辺に詳しい。昔は登山者も多くいろいろなルートで登っていたそうですが、最近は少なく、限られたルートが使われているようです。沢を詰めるルートも沢山あるそうなので機会があれば挑戦したいものです。朝、気になっていた大石への標識はこの先に大きい岩が有るのだそうです。立ち寄り湯は沼津ICから800mのところにある「天然温泉、駿河の湯」に入りました。皮肉にもお風呂から愛鷹山越しに雲の切れた富士山を眺めた。駿河湾に沈む夕日を見ることが出来、なかなか、いいお風呂でした。